墨壺 大工さんが使う墨壺です。 我が家の家系を遡ると、大工を生業とした時代が数代あった ようです。 自家で使う家具も少し残されていて、指物を当たり前に作る ことが出来たようで、腕の確かさを感じます。 道具も大方処分しましたが、気になったものは残しました。 |
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糸車の残っている大きいほうが通常の大工仕事用で 比べてみるとサイズの違いが分かります。 多分指物などの小型の物に使用したと思います。 |
墨壺は下のくり抜いた穴に墨を入れて素材に墨付けすることから 墨入れとも言いますが、 形がスミレの花に似ていることが語源との説もあります。 |
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これはアールヌーボのデザイン。 ひょっとして、スミレの蕾でしょうか? 自分のためだけに作った道具に センスと誇りが伝わってきます。 |
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残したのは、手触りが良かったからです。 私の仕事のお手本として大事にするつもりです。 |
どの角度から見ても見飽きることがありません。 | 時代の様式美を伝える唐草のデザインですが、目触りも手触りも良く、 ものづくりのお手本です。 |