2014年7月29日 木曽駒ヶ岳ガイド |
木曽駒ヶ岳に東京からのお客様をご案内しました。 中岳を乗越て大きな歓声で振り返ると雲が虹色に 輝いていました。彩雲です。 カメラをザックから取り出しましたが間に合いません でした、ガイド中はお客様の安全確保のため良い 写真は撮れません。 |
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今日は珍しく田村まゆみガイドと2ガイド山行です。 |
見慣れたコマクサですが頂上山荘から木曽駒ヶ岳山頂に向かう辺りの株は、花の色がとても濃く鮮やかに咲いていました。 |
絶好の登山日和の中、八丁坂を降り 残雪の残る千畳敷のカールに降り立てば ロープーウエイ駅は目の前です。 皆様、お疲れさまでした。 |
2014年7月25~26日 奥穂高岳ガイド |
7月25日四国からのお客様を奥穂高岳にご案内しました。 お天気に恵まれ順調に涸沢ヒュッテ着。 生ビール片手に眺める景色の雄大さはご覧の通りです。 遠望する稜線は右から横通岳~大天井岳のシルエット。 |
夕日に焼ける穂高の峰々、涸沢絶景です。 |
ザイテングラードの取り付きに向け雪渓を 慎重に登ります。 この時期アイゼンを携行するか悩む所ですが、周辺施設の アドバイスとして残雪歩行に慣れていない方には携行を 勧めています、結果使用しませんでしたが雨風の条件 次第では堅くしまった状態になりアイゼン必須となります。 |
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ザイテングラード登り。 ザイテングラー(ドイツ語)の意味は ザイテン=the グラード=ridge 普通は「リッジ」と言いますが山頂から横に張り出す 側稜、特に岩尾根を指します。 |
前穂高岳北尾根全景。深みを増したグリーンと岩、残雪とのコントラストは最も美しい山の景色ではないでしょうか、遠く八ヶ岳連峰を望みます。 |
穂高岳山荘の建つ白出(シラダシ)のコルから 奥穂高岳登山の核心部の急登を登ります。 |
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梯子を登り高度感のある岩場に集中します。 |
近年少なくなったと言われているクモマグサ(雲間草)が 岩の間から顏を出し咲き始めていました。岩登りの緊張を 和らげてくれるのです。 |
快晴の奥穂高岳と涸沢岳を堪能してザイテングラードの降り、みなさま絶好頂です! |
強い日差しでステップが不明瞭になった雪渓を慎重に降ります。 |
全員無事涸沢に下山、涸沢ヒュッテのべランダでビールで乾杯!やがてわき始めた雲がピンクに染まり今日のフィナーレ、お疲れ様でした。 |
2014年7月3日 木曽 御嶽山 |
御嶽山(3067m)に登りました。 学校登山で登った懐かしい山です。 梅雨の中休み、夕方から雨の予報です、 山の天気は早く崩れて来ます、降られる 覚悟で田の原登山口から登り始めました。 |
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御嶽山は信仰の山、私が中学生のころ 過ごした木曽福島は夏になると駅前には 白装束に身をかためた信者さんでごった 返していたのを覚えています。 田の原を登り初めやや傾斜が増した辺りの 「あかっぱげ」を通過します。 |
おなじみのナナカマド、左のツヤのある葉がタカネナナカマド花が頭を垂れるように下向きに咲くのが特徴、 右はウラジロナカマドで葉にはツヤが無く花が上向きに咲きます、葉の裏が白いところからの名前です。 |
登山道の岩の上に雷鳥の糞がありました。 ←の2コ。 これは雷鳥の雌の抱卵糞で、卵を温めている時期の 特徴あるもので、通常より数倍の大きさになります。 卵を温めるのに一生懸命でトイレタイムの間隔が長く なり糞の量が多くなるようです、抱卵糞があれば近くに 巣があり、必ず雄が見張り台でじっと見張りをしている 姿に会えるはずです、下山途中近くの岩の上で見張り をする雄の雷鳥に会うことが出来ました。 |
ハイマツの雄花、赤い色と葉の緑色の コントラストがとても目立ちます。 |
大滝口頂上を過ぎると火山活動中の異様な光景を見る 事が出来ます、ゴー!という音にも迫力があり怖いくらい です。 |
大滝口頂上の先から眺める剣ヶ峰(3067m)頂上小屋は砦のようでとても山頂の風景には見えません。 |
石段を登れば御嶽山頂です。 これは3000m峰の景色とは思えませんが 信仰の力の凄まじさを目の当たりにして、 恐れながら手を合わせました。 |
二の池付近の多い残雪は標高の高さを物語ます。中学生の時泊まった二の池の小屋、ほとりから見た風景がよみがえりました。 |
久しぶりの御嶽山、ガイド山行の下見もあり 重い腰を上げ訪れましたが、良い山です。 山頂から石室山荘まで様子を見て、二の池分岐 からショートカットして田の原に下山しました。 |