小口研治のステンドグラススタイル 花8  2016年11月17日  山法師花文ステンドグラスパネル

 近年、街路樹や庭木によく見られる山法師の花をモチーフにステンドグラスパネルを制作しました。
 
     工房の庭木に数本ある山法師の株立ちが毎年

  純白やピンク、ややピンクがかった花で目を

  楽しませてくれます。といってもこれらは花びら

  ではなく「総苞片」の色、花は中心部の黄緑色

  の球状の塊りです。総苞片を坊主頭と頭巾に

  見立てて山法師と名が付きました。


  ※写真はガラスのカットが終了した所です。
 光りの入り具合や見る位置で表情が変わります。
 
     グリーンとブルーの微妙の色合いが

  魅力的なストリーキーグラスと乳白色

  にピンクの流れのオパールセントグラス。
 外からの光が得られない夜間でも白い色が入ったガラスは、反射光でもガラスの美しさをお楽しみいただけます。
 

                小口研治のステンドグラススタイル 花8  2015年1月07日  月見草花文ステンドグラスパネル(3)

 ステンドグラスパネル月見草
  新築のお住まいの玄関に納めさせていただいた

  月見草のパネルです。    H 800 × W250 mm


  月見草はその風雅な名前から多くの歌や小説に登場します。

    「宵待草のやるせなさ」と歌った 竹下夢二

    「金剛力草とでも言ひたいくらゐ、けなげに〜」と描写した 太宰治

    「昼も咲くとや野の月見草」と歌った 若山牧水

  これらに表現された月見草は黄色い花のオオマツヨイクサ(二年草)

  かマツヨイグサ(多年草)で本物の月見草は純白の花を夕方開花して

  夜半になると淡いピンクに花色を変え翌朝しぼむ一年草です。
 月見草の花   ピンクに変わる花色、良いガラスに出会いました。

  特徴のある長い雄しべ、柱頭は十字形でマツヨイグサや

  オオマツヨイクサと同じ形をしています。調べてみると

  アカバナ科マツヨイグサ属の近縁でした。
  「 暗くならないように」とのお客様の要望もあり花の周りのガラスは淡いグレーのアンティークガラスを使用しています。

表情の異なるガラスを選び、歪んで見える背景と光の屈折が美しい気泡は条件しだいで変化して飽きることがありません。
 アンティークグラス

                小口研治のステンドグラススタイル 花8  2014年12月30日 月見草文ステンドグラスパネル(2)

   新築の居間に納めさせていただいた月見草のパネル      W750 × H370

いつの頃からか黄色い花をつけ道端や河川敷きに旺盛に繁殖するマツヨイグサをツキミソウと言うようになったが、

本物の「月見草」は江戸末期に北アメリカから渡来しました。繁殖力が弱く日本の風土に合わなかったようで

野生化しませんでした、しかし我が工房のまわりの土?を好んだようで毎年楽しませてくれます。
 ステンドグラスパネル月見草

                              小口研治のステンドグラススタイル 花8  2014年11月17日 月見草花文ステンドグラスパネル(1)

  長い間思い描いていた月見草のステンドグラスパネルを制作しました。  W 370 × H 405

月見草は夏、陽が落ちて涼風が吹き始める頃、可憐な花びらが開き、月光を浴びて、ほんのりと闇に揺れる、

私の観察した限りでは、11時頃には徐々に淡いピンク色に変化して夜明けとともに静かに花びらを閉じ、

一夜限りの命を終えます。蕾の脇に座りビールを飲みながら観察すると楽しい、花びらはわずかの間に開き、

開く瞬間「パラッ」と音が聞こえる、 そんな気がした一瞬、純白の花びらの美しさに息を呑むのです。
 ステンドグラススタイル花 月見草
 ステンドグラス 月見草パネル   小品がゆえに特徴のある雄しべと複雑な雌しべをどう表現するか

  悩んで15年…。ガラスの面積よりガラスの厚みの方が大きいパーツの

  カットは肩のこる作業です。本物は径4cmほどの純白の花、

  「ほのかな恋」という花ことばにぴったりの上品な趣です。

 小口研治のステンドグラススタイル 花8  竹のデザイン

 竹のデザインパネル    竹デザインのステンドグラスパネル

     W500×h1200mm


 変わるガラスの表情    光の強弱でガラスの表情が時間と共に変わります。
 グリーンのガラス素材    オパールセントグラスを主に使い、葉っぱの部分に

   アンティークグラスを配してガラスの質感を変えました。


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