2013年12月05日 霧訪山 (キリトウヤマ) |
初冬の霧訪山に登りました。 1305m余りの里山で我が家の裏山です。 霧が訪れる山と書く、この山の名前が近年人気となり ツアー登山でも登られています。 |
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登山口は、小野神社と矢彦神社の裏手から車で入り駐車場もあります。 | ピンクと赤の中間色が鮮やかなツルリンドウの実 |
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登山道は良く整備されていて、途中に避難小屋もあります。 |
霧訪山山頂に着きました。 登山口からゆっくり登っても一時間程度です。 |
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快晴の霧訪山頂 | |
正面に穂高連峰、手前左から白い霞沢岳が端っこに、その手前が小嵩沢山、右手には大滝山と常念岳。 |
あいにく霞んでいますが遠くに南アルプスを望みます。 |
今回もカモシカ君に会いました。 前にも会ったよね〜! |
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カモシカ君に見送られて下山です。 今回は縦走して塩尻の下西条に下山しました。 |
下山途中あちこちで見かけた白い枯葉はコシアブラの葉です、秋に薄黄色に紅葉してやがて白く色が抜けたようになり 樹のまわりに落葉してよく目立ちます、春に新芽を山菜に利用出来ますので場所を覚えておいておくと良いでしょう。 |
2013年11月14日 上高地 閉山祭前日 |
今シーズン最後までお世話になった上高地も11月15日で閉山祭を迎えます。8日から11日まで、環境省、上高地ネイチャーガイド協議会に関連する仕事で ナショナルパークゲートのシャトルバスガイドをしました。慣れないおしゃべりは冷や汗ものでしたが何とか終わり、12日の降雪で薄っすら雪化粧した上高地を 歩いてきました。 家を出がけに庭の柿を取ろうとして見ると、樹上完熟の実が見事!鳥たちの食後の跡でした。一番の食べごろを知っているのですネ…。 |
柿の実はは残念でしたが、鳥さんとシェアしたということであきらめました。足元に落ちていた柿の葉がキレイだったので拾って来て眺めては楽しんでいます。 |
シャトルバスガイドは、2015年以降から上高地に入るすべてのお客様はナショナルパークゲートを通過していただき 国立公園でのマナーや見どころを解説する、といった事業の試みのようです。普段は余り気にしない上高地までの風景でしたが、 慌てて学習してみると色々勉強になりました。 |
ナショナルパークゲートから3つ目のバス停の「さわんど岩見平」を出ると、 すぐ右手梓川対岸に見えてくるのが大正モダン風な建物の霞沢発電所です。 大正時代につくられてすでに80年余りたっていますが、 現在も3万9000キロワットの発電量を誇り、とても効率の良い重要な発電所として 知られています。山から落ちるパイプの落差は約500メートル。 建設当時は梓川電力、現在は東京電力が管理しています。 |
大正4年に焼岳が大噴火して大正池ができたことはご存じのとうりです。 その水を利用して発電することになり、霞沢発電所が大正15年に建設が始まります、 昭和3年に大正池の水を取り入れ口が完成しました。 大正池から霞沢岳の下をくりぬき約8キロの距離をトンネルで通して います。その資材を運ぶために手掘りで開通したのが釜トンネルでした。 |
2013年11月14日 大正池から穂高連峰。 |
水面に映る穂高連峰。 |
大正池からから木道を行きます、霜が降り滑ります。 | |
白い花?霜の花です、ピントが合わなくて残念! | 色鮮やかな冬芽、このまま越冬して春の開花にそなえます。 |
田代池の清流を優雅に泳ぐ10センチくらいの幼魚、もう上高地には純粋な岩魚はいないと言われています。多分昔放流されたブラウントラウトかカワマスです。 |
陽だまりにバイカモが咲いていました。清流にしか育たない きれい好きで、梅に似ている花から「梅花藻」と漢字があてられて います、保護されている所は採取できませんが、若芽をおひたし にするとシャキシャキ感があって美味しいそうです。 ちなみに、鉄分はホウレンソウの約2倍。 |
この時期の寒暖の幅が作ったきれいな曲線美、 ステンドグラスのデザインもこんな所にヒントが あります。 |
よく見かける森の「とろろ昆布」はサルオガセです。 こんなに成長したのは珍しい。 山仲間のあいだではサルオガセは(浮気の薬)と 伝えられていますが、あまり信用できませんね…。 |
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梓川の川べりにフキノトウが顔を出していました。 降雪の後の暖かい陽だまりに思わず出てきてしまったのでしょう。 |
上高地には10種類ほどのヤナギの仲間が見られますが。 代表的な柳といえば「ケショウヤナギ」です。新枝が蝋質で 白くおおわれて化粧したように見えるから「化粧柳」と名前が 付けられました。 また、この時期から冬にかけて新枝が赤く染まって来ます。 とくに河原に生える幼木の赤は鮮やかで、こちらのほうが化粧 と言うにふさわしい気がします。 |
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