2014年10月11〜12日 八ヶ岳 赤岳ガイド |
10月11日〜12日秋の連休です。 四国からのお客様を赤岳に案内しました。 北沢コースを登り行者小屋に着いた時には テン場も埋まり大勢の登山客で賑わっていました。 |
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天気予報では、大型の台風が日本列島に 迫っている状況で、当初の予定の中岳経由の ルートを変更して最短の地蔵尾根を選びました。 急傾斜の地蔵尾根、ぐんぐんと高度を上げて 行きます。 |
赤岳展望荘から望む阿弥陀岳とピンクに焼ける夕焼けの雲。 |
多くの犠牲者を出し今なお捜索が 続いている御嶽山に夕日が沈みます、 今なお噴煙が上がり美しくも 悲しい風景 となりました。 |
遠望する北アルプス、さて!山名は? |
山は見る位置で大きくかたちよ変えますがこのように並んでいると同定しやすいですね。 |
若者は景色よりまずスマホ! |
日の出直前の焼けた雲と雲海、甲武信岳、金峰山、瑞牆山を望みます。 |
ご来光です。 |
台風の速度が遅く予想に反して素晴らしい朝を迎えることが出来ました、お客様は大満足です。 |
昨日の赤岳山頂と展望荘からの素晴らしい 景色を十分堪能して地蔵尾根を慎重に下山 します。 |
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地蔵尾根を無事下山して行者小屋着。 連休中であり昨日よりさらにテントの数は 増え、林の中から河原まで埋まっていました。 南沢を順調にに降り美濃戸口へ、これから四国の お客様は台風に向かって 帰ることになり無事 海を渡れますよう願うばかりです。 |
2014年10月7〜8日 八ヶ岳 赤岳 |
久しぶりに八ヶ岳に出かけました。 シーズン中は北アルプスのガイドが中心となり 八ヶ岳はご無沙汰です、台風一過をチャンスと 見て田村まゆみガイドと美濃戸口から北沢コース を選び赤岳を目指しました。 |
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北沢コースを順調に登り赤岳鉱泉を経て 行者小屋へ向かう途中の整備された登山道 の土止めのアングルに妙なマークが気になり ました。多分整備に協力したメーカーのもので しょうが、匿名性が価値ある行為、自然の中で 違和感を感じる無粋なものを見ました。 |
9:30行者小屋着、テントに不要な荷物を デポして中岳のコルへ。 |
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中岳のコル。 日頃のガイド中は危急時対応の救急セット ロープなどそれだけでも結構な重量になりますが 今日の荷物の軽いこと、好天の稜線歩きは快適 です。 |
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中岳のコルから予定にはなかった阿弥陀岳を空身で 往復しましたが、急傾斜速攻は息が上がりました |
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コイワカガミの紅葉、独特の濃い色に 名前の由来となった鏡のようにツヤの ある葉は陽射しを浴びて良く目立ちます。 |
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快適な稜線、赤岳への登り。 |
13:15 穏やかな赤岳山頂着。 |
岩の上にカメラをセットしてハイポーズ。 |
枯れてもすぐそれとわかるチョウノスケソウの 特徴あるはっきりした葉脈の葉と綿毛。 |
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行者小屋への下山は地蔵尾根を降ります。 脆い尾根の登山道はいたる所が土木工事の 現場のようです、登山道維持のご苦労を物語 っています。 |
無事、行者小屋テン場に下山!お約束の生ビールで乾杯。 |
10月08日、稜線からのご来光、今日は南沢を美濃戸に下山するのみ、久しぶりの八ヶ岳でしたがコンパクトにまとまっていて様々なルートが楽しめる素晴らしい山々です。 |
2014年9月10月 紅葉の涸沢ガイド |
涸沢への分岐となる横尾。 山荘前の桂の色づきが青空とよく マッチしています。 |
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9月末、絶好のお天気のもと涸沢の紅葉は最高の彩で登山者を包み込みます。 |
イワオトギリの紅葉の始まり。 紅葉のメカニズムはよく分からない 部分もありますが、もっとも単純な 理解としては葉が寒さで枯れる前に 葉に残っている養分を根に回収 するさい、葉緑素も取り込まれる ため赤や黄色に見えるのです。 |
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黄葉の多くはこのダケカンバ、 グリーンから黄色に変わる時。 |
涸沢池から見た涸沢カールの紅葉。 今年は夏の天候不順で紅葉はあまり 期待していませんでしたが予想に反して ナナカマドなど赤の発色が鮮やかです。 |
左がクロウスゴ、 赤がオオバスノキ。 |
クロウスゴの実、ブルーベリーの仲間で美味。 |
水玉のクロウスゴ。 |
クロウスゴの紅葉、雨の日の瑞々しい色合いも見逃せないのです。 |
10月4日5時45分ガスに覆われたカール、諦めて下山しようとした時、背後のガスの上から日が差し始め皆様大喜び、下山しながら撮影タイムも度々。 |
落葉のウラジロナナカマド。 左の2枚は裏側、白いです。 |
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槍ヶ岳、涸沢穂高、蝶が岳の十字路 横尾は大賑わいでした。 |