山岳ガイド小口研治山岳ガイド田村まゆみ山岳ガイドの山日記山の記録山岳ガイドの山日記2  2016年11月14日  諏訪湖一周ウォーキング

 諏訪湖一周ウォーキング    ディスクワークで過ごす事が多いこの時期、トレーニングを兼ねて

  諏訪湖一周ウォーキングに出かけました。一時期(中学生の頃)

  諏訪で過ごした事もありましたが諏訪湖の周りを歩くのは初めてです。

  ジョギング、ウォーキング専用のコースはクッションが足に優しい舗装

  道路で、各所にトイレが整備され素晴らしい環境が整っていました。

 落葉ウォーキング    諏訪湖一周は16km

  岡谷市の温泉施設、諏訪ハイツ近くに車を止め

  ウォーキングスタート、あいにくの曇り空でしたが

  里に下りた紅葉が見ごろで桜の落葉の絨毯模様

  があちこちに散らばっています。


  ※先ずは、テンポ良く出発!
 静かな湖面と八ヶ岳の山並みをバックにしばしのヨガの瞑想…( 道草 )。
 瞑想
 カエデの紅葉    目の覚めるような鮮やかなカエデの並木

  終点まであと30分辺りで予報より少し早く

  雨がパラパラ落ちて来ましたが、温泉に入る

  予定なので気になりません、約5時間余りの

  行程でした。

                               山岳ガイド小口研治山岳ガイド田村まゆみ山岳ガイドの山日記山の記録山岳ガイドの山日記2  2016年11月7日~8日  塩見岳

 落葉絨毯    ガイドシーズンがひと段落して、スノーシーズンが始まる前の

  一時を利用して南アルプスの塩見岳を訪れました。

  鳥倉林道終点ゲートから鳥倉(豊口)登山口までさらに味気ない

  舗装された林道を50分余り歩きます、これが以外と長い!
 鳥倉登山口    鳥倉登山口、登山届の提出ポスト(シーズン中のみ)

  案内版などが整備されています。この時期はすでに

  小屋は閉められおりテント泊のすべて装備を背負って

   の登山となり、肩にずっしりと重みを感じるのです。


 
 オサムシ    登山道の枯れ葉をかき分け「オサムシ、筬虫」が

  這い出て来ました、飛ぶことを忘れ地上を歩き回る

  甲虫です。後ろ羽根が退化しているように見えます。

  世界中に25.000種いると言われていますが、最も

  有名なエピソードに、幼少期昆虫愛好少年であった

  漫画家 手塚治虫がペンネームにしました、本名は(治)

  本人は「おさむし」と読んでほしかったようですが

  編集者や読者の違和感から「おさむ」と訓読されました。
 ほとけの清水    三伏峠までの中間あたりの水場「ほとけの清水」

  足場辺りは凍結しており気温によっては怪しい

  水場となり当てにはなりません。
 三伏峠    本日の宿泊地三伏峠(さんぷく)着
 冬季解放小屋    冬季小屋が解放されており使用させていただく事にしました。

  シーズン中と同じ部屋を仕切った清潔な空間です、
トイレも有り

  快適でした、善意の箱がありましたので心ばかりを入れさせて

  いただきましたが、ありがとうございました。
   小屋とは言え寒い、担ぎ上げたビールやワインは旨いがやはり寒い!テントを張り快適な一夜を過ごしました。
冬季小屋       小屋テント
 テン場にて    11月15日 6:00

  今日のお天気は昼まで、午後は天気は崩れ吹雪く予報で

  頂上はあきらめ塩見小屋を目途として出発しました。
 嵐の前の美しさ、金色に輝く富士山
 金富士山
 凍結    塩見小屋に近づくにつれ日陰の登山道は凍結して

  ツルツル状態、要アイゼン箇所が結構続き閉口です。
 塩見岳西峰3046m、東峰3050mがその姿を現しまた。
 塩見岳西峰東峰
       山頂が尖った塩見岳は同定しやすい山です、7月31日空木岳より。  10月31日中央アルプス駒ヶ岳より、富士山と塩見岳
 空木岳より     駒ヶ岳より
 小屋閉めが終わって佇む塩見小屋 嬉しい日差しです。
 塩見小屋      塩見小屋着
 塩見岳へ    小屋から少し登ってみましたがこれ以上は無理!

  とあきらめ深追いはしません。雪面ツルツル
要冬装備
 最終到達地点    この先で今回の最終到達地点となりました。
 まだ眺望あり。
 山座同定
 腹ごしらえ    小屋の陽だまりで腹ごしらえをして一気に

  下山します、怪しい雲行きの予感…。
 初雪    塩見小屋を後に、追いかけるようにガスが沸き上がり

  雲が全体を覆いつくし稜線の風も強くなりました。

  三伏峠を下る頃には雪が舞い始め初冬らしい風情です。
 鳥倉登山口    3:20登山口着

  この後、歩けど着かないゲートまでの

  長い事、おまけに本降りの雨…('_')

  ゲート16:00着 終了。

                      山岳ガイド小口研治山岳ガイド田村まゆみ山岳ガイドの山日記山の記録山岳ガイドの山日記2  2016年11月4日  鍋倉山

 登山口     無雪期としては久しぶりに鍋倉山に出かけました。

  うっかりすると見逃してしまいそうな登山道口、案内版

  だらけの所はよく見かけますがとても良い配慮でいつも

  ながら感心しました。
 案内版    落ち葉を踏みしめ滑る登山道を進めば

  適所に案内版があり迷うことはありません。
 朴ノ木の葉    すでに紅葉を楽しむ時期は終わり初冬の趣き、

  地面に落ちた落葉も目を楽しませてくれます、

  巨大な朴の葉のお面。
 森姫    有名なブナの巨木と知られる「森姫」も枯れた

  姿で立っていました。雪を味方に数百年の歳月を

  生きてきましたが更新の時期なのでしょう、足元

  にはおびただしい若木が育っていました。
森太郎    次に訪れたのは同じブナの巨木「森太郎」

  推定樹齢は300年以上と言われています。
森太郎幹周    森太郎の幹周5.34m

  300年以上一所に生き続けた鬼の

  ような面構えは迫力満点です。
 初雪    薄っすら雪化粧した登山道を山頂へ。

  この辺りは積雪期から春にかけて素晴らしい

  バックカントリースキーのエリアとなります。

http://www.oguchi-kenji.com/yamanikki-23.html#2014.3.4nabekurayamabc 
ウサギの足跡    新しいウサギの足跡

  たて二つが前足、上の横並びが後ろ足

  跳び箱を越えるようにして歩きます。
 鍋倉山山頂 1288m 雪が降ると周りの樹々はすべて雪の下に埋もれ眺望抜群になるのですが。

http://www.oguchi-kenji.com/yamanikki-40.html#2015.3.26nabekura.bc
 鍋倉山山頂
 雪ダルマ    今年初めての雪ダルマ
 小春日和    小春日和のまったり登山、お勧めします。
 落葉の径   山頂を後に穏やかな稜線を歩き関田峠へ。
   黒倉山を経て筒方峠へ、大きなアップダウンはありません。
 黒倉山                    筒方峠
 筒方峠の小さな池、落ちた葉と水草が水面に浮いてハッとするほどきれいでした。
 落葉と水草
 曲がりカエデ    雪の重みで曲がったカエデの樹が

  登山道に覆いかぶさっていています。

  物凄い曲がり方です。

 ブナの落葉    すっかり落葉したブナの林、敷き詰めた

  落ち葉が良いクッションになり歩き心地は

  この時期ならです、もう関田峠はすぐそこ

  楽しい山歩きの一日でした。
 関田峠    本日の終点関田峠
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