2015年6月6日 鉢伏山〜前二ッ山 |
塩尻のスポーツクラブの皆様を前二ッ山に ご案内しました。青空の下、ズミ(小梨)の花が 満開です。 |
登山道にヒミズの死骸がありました。ヒミズは名の由来 (日見ず) のように夜は地上を徘徊しますが 日光が照る所には出て来ません、モグラに似ていますがトンネルは掘らず、落ち葉の下などの半地下 生活で過ごしています。登山道で良く見かけるヒミズの死骸は匂いが臭く食べる動物も少ないようです。 |
ヒミズの前足です、モグラとの違いは前足にも あります、トンネルを掘るモグラの前足は横を 向いているため地上ではうまく歩けないのですが ヒミズの前足は体の下にあり地上でも歩けます。 |
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体はモグラより小型で尻尾があります。 | |
穏やかな草原の尾根、前二ッ山の山頂です。 時間が早かったので二ッ山に向かい途中まで と思いましたが、ガスが濃くなり雨がパラついて きた時点で戻り、鉢伏山へ。 |
鉢伏山頂上手前には「嗚雷神」の碑があり、神様を祀ってあります。 ※この場所は登山道外です、土地所有者の許可、了解が必要です。 |
なんとこの石碑は国土地理院の地形図に 載っていました。 |
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赤い矢印が「嗚雷神」石碑 | |
なかなか見学できない位置にあります。 管理者の了解を得て立ち入るようお願い 致します。 |
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鉢伏山山頂 1928m |
カラマツ(落葉松、唐松)の花が咲いています、これは雌花、もう少しするとピンクの色味が増して パイナップルのように見えます。ことしは当たり年のようでたくさんの花をつけていました。 |
時間に余裕があり、前鉢伏山まで足を伸ばし てみましたが相変わらずガスは消えません。 |
高原の花と言えばレンゲツツジですが鉢伏山周辺はまだ固い蕾で株によってはポツポツと咲き始めていました。 |
個人的には満開の時期より蕾から少し咲き始めくらいが色も鮮やかで好きなのですが…。 |
前鉢伏山の日当たりのよい斜面は開き始めて見ごろでした。鉢伏山〜二ッ山周辺は昔の様子を知る人の 話ではお花畑が広がっていたそうです、今は鹿に食べつくされ見る影もありません、毒があり鹿も食べない レンゲツツジやマルハダケブキが増えて行くのもあまり喜べない景色です。 |
無事登山口に戻りました。皆様お疲れ様でした。 我が家の裏山のような鉢伏山はその所有者に よって大切に自然が守られています。 近年、美しヶ原トレイルも整備されました。 花の時期は特にお勧めの山の一つです。 |
2015年6月5日 上高地ネイチャーガイド |
神奈川県の中学3年生を上高地の大正池から 河童橋まで案内しました。大正池湖畔で集合写真 撮影後出発、約2時間の行程です。 |
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田代池、霞沢岳からの湧水に全員で1、2、の3で 手を入れ誰が一番我慢できるか!水温は5〜6℃ です。 「つめたぁ〜イ!」 |
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途中、梓川の河原で休憩、水切り遊びは 例外なく盛り上がります。予定時刻に河童橋 着、無事終了、お疲れ様でした。 |
2015年6月4日 乗鞍岳畳平周辺ガイド |
大阪の高校生の研修旅行で畳平を案内しました。 予定では大黒岳登山でしたがあいにくのお天気で 鏡池周辺の散策となりました。濃いガスに包まれた 畳平の視界です、鏡池も見えません。 |
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ガスに加えて冷たい強風、気温は氷点下、 ハイマツには霧氷が着き白くなって来ました。 |
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お約束の集合写真を撮影して出発、予定していた 雪遊びは雪が凍結していて中止、早々に鏡池を一周 してバスターミナルに入り体を温めました。 |
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昼近くなりようやく雲が切れ青空が見えて来ました。 |
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今日は400人近くのバス旅行で3回の分けての ガイドです。薄日も射して雪も緩み2グループは雪 遊びができました。 |
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この時期の乗鞍ならではの残雪遊び 大いに楽しんでいただけたようです。 |
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長野県境に続く雪の回廊、お天気も穏やか になり冬に戻ったような朝とは別世界、快適な 散策になりました。 |
残雪とハイマツそして青空の映った鏡池、目の覚めるようなコントラストが美しい乗鞍岳畳平。 |