2019年3月16日 グラスパネルの原画制作 |
昨年依頼のあったステンドグラスパネルの原画を制作しました。クライアントの要望は、抽象的な絵柄ではなく 具象的なものです。ご結婚されマイホームを新築して子育て真っ最中です、最も分かりやすい花をデザインする 事になりなりました。黄色い花は、いつか作品にしてみようと思い続けてきたオタカラコウ(雄宝香)です、山野草で 登山道でよく目にする植物です。ポピーは色数が豊富、水芭蕉は質素な感じでカタチも変化に富み選びました。 |
オタカラコウ | ポピー | 水芭蕉 |
昨年、雲ノ平のにガイド山行の折 双六小屋への登山道で見かけた オタカラコウ、ぼんぼりのような花の 付き方特徴的です。 |
取り付け予定の窓 | 花の文様 |
原画はあくまでもサイズ以外は目安です、同じようなガラスの 色合いがあるとは限らないわけです、またガラスをカットしながら、 型紙を作りながら変えていく場合もあるのです。ステンドグラスの 場合は絵画としてより、お客様にどのようなものが出来上がるのか 説明する意味合いがあり出来るだけ分かりやすい表現が求め られます。それにしても、冬の朝、工房は寒い!棚にあるガラスの 塊が保冷剤のようでなかなか温まらないのだ。 |
2018年6月20日 星のランプを作る |
久しぶりに星のランプを作りました。 簡易な方法では昔から作られていたスターライト ですが、ステンドグラスの技法で作られているもの はあまり見かけません、理由はたぶんその制作 過程の煩雑なところにあるのでしょう 、技法が 自分のスタイルとして完成するまでにはかなりの 時間が必要になります。 |
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選んだガラスはリングモトルと言われる模様が 浮き出た特徴あるもので、ガラスに歪みがあり カット用の定規に合わせて切って行きます。 |
ガラスのカット終了。 色目を合わせて五角錐12個分 |
冶具で固定してできるだけ正確に組みますが、ガラスの厚みが違うでそううまくは行きません。 |
見た目を引き締め、衝撃を吸収する意味も、 五角錐の頂点部分に鉛球を取り付けます。 |
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ジョイントの部分以外、後に半田ごての 届かない内部は着色まで仕上げて組立 て行きます。 |
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すき間を調整しながら仮止めの行程です。 冶具で正確さを求めたのは内側で、組む ときは外側で合わせます、ガラスの厚みが 違うのでピタリとは合うはずがないのです。 |
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何とか辻褄を合わせて最後に電球交換の窓、 可動部を取り付けて組立終了です。 |
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星のランプ完成! |
ガラスの選択しだいで変わるランプ、ちょっと個性的な感じで仕上がりました。 |