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2023年1月10日 ロンデルパネル制作 |
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ロンデルのパネル制作です。 ステンドグラスの歴史から言うと、 まだ、板ガラスを作る技術が発明 される以前、吹きガラスで丸い円盤状 のガラスを作りそれをつなぎ合わせて 明かり取りの窓に入れた。 ザックリ言うとそんなもんです。 |
ヨーロッパにはまだ現存していてベネチアにはまだ多数のロンデルの窓が見られるそうです。 以前ロンデルの窓を注文いただいた事がありますがロンデルの予算が得られずロンデル風の デザインになった事もありました。 |
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まずは机上でのデザインです。クラシックスタイルのレイアウトにはせず、円盤状の厚紙をバラバラと 撒いたイメージで、テーブルにきれいに並べたお皿をテーブルクロスを引き抜いた時の微妙にずれた感じ。 |
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結果、現物では、ケイムの太さとブルーのガラスのスペースを考慮してデザイン画より ロンデルを4枚減らしたレイアウトです。 ロンデルは一枚々手作りで微妙にサイズが違いますので個々の位置は固定。 |
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ガラスをカットする型紙はケイムの芯の部分を 抜きますが、すき間の無いように組むために 二枚刃のカッターを調整します。カット専用の ハサミもいくつか持っていますが、私の作る ケイムの芯とは微妙に合わず自作のカッター を使っています。 |
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型紙を作ります。 |
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ケイムの芯の部分を抜きました。 |
今回の作品に使用したブルーのアンティークグラスです、手吹きのためガラスの厚さがまちまちです。 透明ガラスにブルーのガラスを被せるフラッシュなど様々です。 |
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ガラスをケイムに差し込む高さは 4mm、左の2枚は4.5mmなので 削らないと入りません、逆に右の ガラスは2mmで薄すぎて使えない レベルです。 |
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ロンデルはH13mmでこれまた 厄介なのです。 |
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無事ガラスカット終了 |
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パネルの裏側仕上げの行程では ロンデルが出っ張っているため あらかじめ台を作っておきます。 |
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ガラスを組む前に全てのロンデルに ケイムを巻いてしまいます。 |
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この状態締め上げカット、 ピタリと巻く事が出来ました。 |
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パネルの組み上げる行程です、 ガラスを正確にカットしてピタリと 組み上がった時、分かっていても 気分最高なのです。 |
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全面はんだを流して片面終了。 |
ニュークラシックスタイル・ 完成! |
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