2023年12月21日 ランプ制作 |
テーブルランプの制作です。 制作方法としてフリーハンドスタイル で組み上げて行く手法でグリッド、定規、 型など機械的な道具を使用せず 手と観察力を頼りに創って行きます。 まずは、道具の調整から、短いコテ先 は組み上げ用で長いコテ先は半田を 流すときに使います、いずれも用途に 合わせ自作します。銅素材のコテ先は 熱とフラックスによる酸化で先端が溶けて しまうので常に調整が必要です。 |
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必ず銅周りに介したケイムから ガラスを立ち上げます。 ざっくりしたデザインは頭の中。 |
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とっておきのガラス片を選び 配していく至福の時間です。 |
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一旦組み上げたものを3分割して 内側の半田、メッキ着色などの作業 を仕上げてしまいます。 |
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内側の半田、着色メッキ終了後 防錆処理を施します。 |
ランプ内側の仕上がりで再度合体、この状態ですとギリギリ内側の作業が出来るのです。 |
続いて二作目、とっておきの ガラス箱を変えて系統の違う ガラスを選び形を創っ行きます。 |
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分割ライン以外は半田を流します、 ケイムの半田は「流す」ですがコパホイル 技法はどちらかというと盛る感じです。 |
ステンドグラスの魅力はともかく色! 全体の色の配置が決まって来る時の 何とも言えないワクワク感がたまらない のです。 |
最後のジョイントで組立終了。 | |
表側の仕上げです。 硫酸銅を用いた着色メッキの行程、 半田面は熱とフラックスで酸化被膜が できています、真鍮ブラシで硫酸銅を 着けながら被膜を取り除き、スポンジで 硫酸銅液の銅の成分を付着させます。 銅の輝きが美しいのですが残念ながら 時がたつにつれ黒く変色してしまいます。 |
自分のかたちを創る、どこにもないものを創る、誰にもできないものを創る、至福の時。 |
2023年12月10日 ランプベース制作 |
木取りです。 素材は50mm厚の古材、 たぶん楡(ニレ)の「杢」。 杢=柾目、板目とも違う 複雑な模様のある部分。 |
美しい杢が魅力ですが「す」が入って ボロボロの部分が多く良い所はとても 少ないのです。 「す」=鬆、隙間が開いてスポンジ状になる。 |
rann | ランプが収まる真鍮の加工。 |
真鍮にピタリとセットするように 銅板を加工して、さらにガラスを 立ち上げるケイムを溶着します。 |
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今回は素材の質感を信じて シンプルな形にしました。 多少の隙間はあえて埋めず そのままです。 |
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柿渋と蜜蝋仕上げ。 | |
「杢」ならでは質感、完成です。 | |
同じ素材を使った過去の作品。 |
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ランプの下部まで光が届くように 電球を下向きにした例。 |
2023年9月17日 星のランプ制作風景 |
一枚のガラス素材を切り分け 色の配置決めます、全体を均等に 混ぜてしまうか、分部々を際立たせる かは好みで。 |
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ガラスが単色でなく見る位置で 色の変化を持たせるのであれば ガラスをカットした時点で配置を 全て決めてしまいます。頭がこんが らかってパニックにならない為にも モデルを使って確認しながらの 作業になります。 |
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全てのパーツに印しを付け 取り付け位置を特定します。 |
星を形作る五角錐を組み立てる 治具、より正確に組み上げる要の 部分なのです。 |
ガラスの厚みが均一でないので 工業製品のような作業は望めません。 |
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電球交換用の窓の部分 可動部分の角度を決め 組み立て開始。 |