小口研治ステンドグラススタイルステンドグラススタイル グラスプラネット12  2022年1月30日   連作・ステンドグラスパネル

   本来個々の作品として制作したものですが、制作過程で1枚のガラスからインスパイアされ、次のガラスを選び1枚のパネルに仕上げる制作方法です。
始めにデザインはまったく考えない、最終的なサイズをのみ描いた紙と型紙、ガラスを決めてカットしてから型紙をカットして行く行程は通常とは逆になります。
美しいガラス素材の魅力を十分引き出し表現方法としていくつかの作品に応用して来ました。デザインしてアウトラインにガラスを嵌めて行く「塗り絵」的な
発想から抜け出す一つの方法と考えています。このような魅力的なガラスは光の強弱、光の質や後ろの景色によつて様々に変化いたします。           
 連作ステンドグラスパネル
   この画像はバックが曇り空でガラスの質感は出ませんがガラスの色、文様はガラスの通りです。
 連作ステンドグラスパネル空がバック
   この作品に多く使用したガラス素材は一枚々手吹きで仕上げたアンティークガラスです、透明感があり
日当たり次第で思いがけない透過光の画像を描いてくれます。  
       連作パネル透過光の画像sold

             小口研治ステンドグラススタイルステンドグラススタイル グラスプラネット12  2017年9月17日  ステンドグラスパネル 「陽.風.水」

 ステンドグラスパネル太陽、風、水面    フルアンティークグラスのステンドグラスパネル

  フルアンティークグラスとは使用ガラスの全てが手吹きの

  ガラス素材で制作するステンドグラスを言います。

  手吹き(宙吹き)のガラスは透明度が高く透過光で見ると

  色の微妙な流れが非常に美しい!これに尽きます。

  それと、透過した光が異次元の演出をしてくれるところに

  そのガラスを選ぶ意味があるのです。
 燃える太陽をイメージしたガラス、いつか作品に仕上げようと長い間取り置いたガラス素材です。ようやくそのチャンスが訪れました。
 日の出    山岳ガイドの仕事で楽しみなことの一つに稜線上で

  見る美しい景色、特に日の出、日の入りの時の光で

  雲が焼けた瞬間の素晴らしさです、これは光を扱う

  ステンドグラスの表現に生かさない手はありません。
 上高地大正池    太陽とともにいつかガラスで表現したいと

  思っていた水面、写真は閉山間近の上高地

  の大正池です。
 お客様の作品に対する希望はブルーのガラスの使用と外が見えるような…の2点でした。これで太陽の光と水面、流れる空気のイメージが出来上がりました。
 太陽のガラス水面のガラス
 ステンドグラスの透過光    コンクリート打ち放しの床面に映る

  ステンドグラスの 透過光です。
 透過光    太陽光とステンドグラスのコラボレーション
ガラスの輝き    太陽のガラスに太陽光
透過光壁へ    なんと!壁にも、ここまでは計算できません。
建築設計 due 施工事例 はこちら → http://due2002.com/design/3415
   グラスプラネット11へ     目次へ     ランプへ