小口研治のグラスプラネット13  2022年2月13日 ステンドグラスパネル・「ガラスの満月」

 ガラスの満月    ステンドグラスパネル・「ガラスの満月」

  h 480 × w 313mm     66、000円
                               sold



  満月の光からイメージして描きました。
  ガラスの色の濃淡でそれぞれの部分が
  主張する時間が異なるのです。
   月を現すこのガラスはまだ板ガラスの製法が確率する以前、吹きガラスで円盤を作り
それを鉛線でつなぎ合わせ窓に入れて屋内に光を取り入れました。ステンドグラスの
原点と言えるガラス素材ロンデルは使い方次第ではとても魅力があります。
 ロンデルの月
 薄明かりにて    ステンドグラスがハッ!とするほど
  美しいと感じる瞬間は早朝の薄っすら
  明るくなり始めた頃、色に深みが出て
  ことさら、コーヒーが美味く感じるのです。

                                               小口研治のグラスプラネット13  2022年2月7日 ステンドグラスパネル・「ガラスの宙.ソラ

   グラスパネル「ガラスの空間」   ステンドグラスパネル・「ガラスの宙.ソラ

  h 480 × w 313mm     95、000円
                               sold


  「ガラスの山」制作のイメージを形作った
  青い空と焼けた空、同じく大気の自然
  現象から想像した宇宙空間のような形を
  手持ちのガラス素材を選び描きました。
   バリエーション豊なブルーのガラスに取って置きの色の流れの赤、ステンドグラスの魅力はこの色合いに尽きます。
 ステンドグラス素材の色合い
 アートグラス    ガラス素材そのものが
  アートグラスなのです。

                                         小口研治のグラスプラネット13  2022年2月5日  ステンドグラスパネル・「ガラスの惑星」

 ステンドグラスパネル・ガラスの惑星   ステンドグラスパネル・「ガラスの惑星」

  h 480 × w 313mm     95、000円
                               sold



  40年余りぽつぽつと集めたガラス素材
  何時か使おうと取り置いた見どころの
  あるガラス、その魅力を十分引き出す
  ための作業を試みました。
  近年、ヨーロッパ、アメリカのガラス
  メーカーも廃業で今となっては入手でき
  ない物も数多く含まれています。
 深いガラスのパーツ    深い色合いのガラスです、
  光の当たり具合で表情が現れます。
ランバーツのスペシャルガラス    何十年も眺めていたガラス片
  ようやく出番が訪れたようです。
今はなきサンゴバン社のガラス    ブルー/ピンクの流れるような何とも
  言えない色合いのガラスです。

  フランスが本拠のグローバル企業
  サンゴバン社が1部門として伝統を
  繋いでいたのですが近年その歴史に
  終止符が打たれたようです。
  1部の型番はドイツのメーカーである
  ランバーツ社が引き継いでいます。

                                      小口研治のグラスプラネット13 2022年2月1日  ステンドグラスパネル・「ガラスの風景」

   ガラスの風景    ステンドグラスパネル・「ガラスの風景」

  h 480 × w 313mm     95、000円
                               sold




  パネル制作の依頼がありどのような作品に
  仕上げるか頭の中で思いを巡らしていました。
  小品といえるサイズですが1mサイズと同等の、
  見ごたえのある要素を詰め込みました。
 ステンドグラスパネルのパーツ    まず、核となるガラスです。
  すでに販売していたガラスですがもう一度
  見直し、さらに良いものに作り変える
  アップサイクル(upcycle)を試みました。
   このような奥深い色合いのガラスは部分的に分厚くなっています。建具に入れる都合上
角を落とすべべリングを施し酸化セリュウムで磨きあげます。このガラスは磨きの最終場面で
熱割れしてしまいました。割れてしまっても繋ぐのが仕事で何も問題はないのですが。
 ベベルド処理             ベベル面のけんま
 色のアンサンブル    中心のやや上に菱形を置き型紙を
  カット、ブルーに対して黄色の色合い
  を配してその部分の型紙をカット、
  通常とは逆にカットしたガラスに合わ
  てデザインをして行きます。
 曇り空のバック    曇り空がバックです。
  透明度のあるアンティークガラスは
  バックの風景や光の当たり具合で
  一日中表情が変わるのです。
   光を意図的に屈折させる泡や引っ掻き痕、ガラス面のテクスチャーなど現代のガラス製造
とは真逆の方法で作られた素材、集めたガラスと対話しながら一枚の絵を描いて行くのです。
 泡、引っ掻き痕、ガラス面のテクスチャー
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