ステンドグラススタイル作家小口研治  2016年3月18日 クレソンサラダ

  春の湿った雪も、日中の高い気温で一気に溶けて春の陽気本番です。これから春の楽しみ、山菜の季節です。

田んぼの畔を歩けば気の早いふきのとうが顔を出しています。辺りの薄氷も解け、まず気になるのがクレソンです


車で5分ほどの山間の湧水にクレソンを摘みに行ってきました。
クレソン 
 湧水のクレソン   葉の周りには薄っすらと霜が付き

  こんこんと湧き出る水にびっしりと

  生えるクレソン、やや紫がかった葉が

  特徴です。
 クレソンの採取   一年中利用できますがやはり旬は春。

  太い茎も柔らかく根を残し先端10cm

  ほどの所をつまんで採取します。
 流水できれいに   野のものをいただくには下ごしらえ

  が大事です、流水でゴミや不要の

  部分を取り除きます。
 本日の収穫です、早起きの甲斐がありました。
 収穫
 ヒュージンググラスの深鉢   鮮やかな春のグリーンに合わせ、自作の

  ガラスの器に盛り付けます。
ステンドグラス素材のヒュージンググラス   小口研治作

  直径27cmのヒュージンググラスの

  深鉢です、始めから盛り付けがして

  あるような器ですが気にしません。
盛り付け  黄色い器と濃淡のあるグリーンのコラボレーション。
  さわやか辛みが肉料理のつけ合わせとしておなじみですが、なんといってもお勧めは生ハムといただくサラダです。

別名オランダガラシ、明治時代にオランダから伝わり現在では日本全国の水辺に野生化しています。 
 野生のクレソンと生ハムのサラダ

                              ステンドグラススタイル作家小口研治  2015年5月31日 クラフトフェア松本

   恒例となったクラフトフェア松本に出かけました。本来人混みは好みませんが、同じ「ものつくり」の方々が集う

イベントで年々人気は高まるばかりです。何か刺激になるかも知れません、興味深々で出かけました。
 クラフトフェア松本
 クラフトフェア松本会場    お天気最高!夏のような暑さ。

  11時すでに人、人、人です。
 吹きガラス前田一部さん   余りの人の多さにざっと見てまわり、今日のお目当て

  吹きガラスの前田一郎さんのブースに足を向けました。

  人気作家の作品は早く行かないと気に入った物には

  出会えません。
   なんともシンプルな作品の数々、どれも素敵です、しかし好みのものを選ぶ作業は頭と気持ちの微調整が必要になります。
 ガラス作品
 ガラスの影   展示の台に映ったきれいな模様。
 透過光のガラスの影    窓辺に置くのも楽しみです。
 虫こぶ    会場のあがたの森公園の木の葉に

  虫こぶが出来ていました。

  ハルニレなら「ハルニレハフロフシ」ですが?

  寄生した虫の刺激で葉の一部がここまで

  異常成長するというのも自然界の不思議

  なところです。
 選んだ作品1      さて、今回の微調整の結果選らんだ5点の

    中の1点、ガラスの鉢90mm×130φ

  この作意を感じない自然な姿が魅力です。
 選んだ作品4    今回、新たに我が家のコレクション?に

  加わった作品5点、どれも用の美を兼ね

  備えていて眺めて良し、使って良しです。

  冷酒、ワイン、ビール、この夏が楽しみです。
 

   緑濃くなったあがたの森公園、もう夏の空です。
 夏の雲、会場
                               ステンドグラススタイル作家小口研治  ※1971年12月3日 襟 章

   昨年、前衛芸術家、芥川賞作家であり、超芸術トマソン、路上観察学会などで著名な赤瀬川源平さんが亡くなられた。

60年から70年代にかけて少しでも美術の方向に目が向いていた者にとって赤瀬川さんはあこがれの人でした。特に

ユーモアのあふれる表現は文章も絵、漫画に至るまでバツグン、という印象が残っています。確か有名な「千円札裁判」

の後、赤瀬川源平作の「0円札(本物)」があったはず?探してみましたが見つからず、代わりに襟章が見つかりました。

天下泰平 襟章35mm×55mm 桜軍団 襟章35mm×63mm いわゆる織ネームで洋服のブランドを織り込んで

襟首に付けるもので桜画報社時代の作です。桜の包紙の資料をお送りした時のお礼に送っていただいたものです。

  天下泰平 襟章   桜軍団 襟章
 赤瀬川源平 天下泰平      赤瀬川源平 桜軍団
   襟章は洋服に縫い付けていたのでだいぶ汚れていました、青春の頃の一コマ、よく残っていました。
 赤瀬川源平 礼状  襟章
   革命的燐寸主義者同盟(昔のマッチのラベルの蒐集が目的)の色合いが濃厚なポスター、赤瀬川スタイルの

オドロオドロしく激しい描写にドキドキしたものです。それにしてもバックはなに?雲!とんかつ!あっ象かぁ〜。
 漫画主義
  〇まだ先の何も見えなかった頃、色々な角度からのものの見方を

 指し示してくれた赤瀬川源平さんのご冥福をお祈りいたします。
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