小口研治のものつくり雑記17  2020年3月10日  辛子味噌を作る

 辛子味噌材料     超重宝な辛子味噌です、作ったのは
  昨年の夏ですが、畑の青唐辛子と足りない
  分は地元産の市場で調達しました。
  2回作れば1年分プラスおすそ分けしても
  十分です。
 青唐辛子    中辛の青唐辛子をひたすらきざむ!
 弱火で煮込む     糀と醤油を沸騰させ、砂糖を入れて弱火で
  30分煮込み、青唐辛子のみじん切りをいれて
  さらに弱火で煮込む、最後にみりんを少々
  加えて完成。
 辛子味噌完成    見た目は味噌ですが大豆の味噌とは
  別物です、そのままご飯のおともに、
  調味料として野菜炒めやカレーに少々
  入れても美味しくなります。

               小口研治のものつくり雑記17  2020年1月10日  信州野沢菜漬け

 野沢菜漬け    2019年12月6日
  恒例の野沢菜を漬け込みました。
  毎年野沢菜の出来具合と漬ける時期で
  悩むのです、寒くなって霜に当たると
  柔らかくなるようでギリギリまで畑に
  残っているのをよく見かけます。
  逆に、余り早く漬けると気温が高く
  なり、カビが生えたり、昨年などは
  暖かい気温で漬け汁が腐りドロドロに
  なってしまい泣く泣く全量廃棄して
  新たに漬け直しました。
 野沢菜塩漬けと醤油漬け    塩漬けは塩、砂糖、酢、鷹の爪を
  調合したものをふりかけながら漬けて
  醤油漬けは醤油、砂糖、酢、たまり
  鷹の爪、しょうがを調合して最後に
  ふりかけて重石をして漬け込み終了。
  年によって野沢菜に含む水分が違い
  なかなか同じ味にするのには苦労し
  ます。
 美味しく漬け上がりました    2020年1月6日
  塩漬けはシンプルな塩味に、
  しょうが漬けは調味料の分、味は複雑です。

  どちらも美味しく漬け上がりました。

               小口研治のものつくり雑記17  2019年11月6日   富岡製糸場

 富岡製糸場正面玄関     前日の11月5日、裏妙義山の縦走を楽しみ翌日は
  表妙義山縦走を予定していましたが、パートナー
  である「tamtamまゆみ」さんの足の不調で急遽
  予定を変更して、兼ねてより訪れたかった、
  世界遺産、富岡製糸場の見学となりました。
  明治時代に創建された巨大な施設群には、全てに
  圧倒され、日本が近代化に向かう原点を目の当たり
  にしました。
 明治五年銘石    正面玄関入口頭上の赤レンガアーチに
   石に刻まれ掲げられた「明治五年」
   この時から日本は近代化に向かうのだ~!
   と言う強い気概を感じる風景です。
 入口陶板     入口の柱にはきれいな色の陶板が、
  内容は見た通り、書体もオシャレです。
鍵穴    キュートな形の鍵穴
 何の説明もない建物ですが?良い佇まいです。
 レンガの建屋
 ガラスの気泡    創建当時、大工場を明るく保つ照明設備は存在
  せず、自然光を取り入れる設計です、ガラスは
  全てフランスからの輸入です。当時の板ガラスの
  製造技術は現在のステンドグラス素材の作り方と
  ほぼ同じと思われますが、ガラスに残っている
  気泡など味わいのあるものです。
 ガラスの歪み   大きな工場のガラスは観察し難いですが
  創建を指導したポール.ブリューナの住んで
  いた建物がカフェになっていて近くで
  観察できます。
ブリューナ邸ガラス     当時フランスの最新板ガラス製造技術をしても
  気泡や歪みを完全に無くすことは出来なかった
  ようです。現在ステンドグラスの素材の板ガラス
  はわざと気泡や傷を入れて素材の良さを引き出し
  ています。
  こんな知識や興味がなければ見過ごしてしまう
  のが普通ですが。
 工女の寄宿舎    糸繰に従事した工女の宿舎です、これは後期
  戦後のものでしょうが、部屋の中には当時のアイドル
  の写真や、当時旅行の土産で人気のあったペナント
  などがそのまま残っているそうです。
  しかしこの建物の保存は無理だろうな~。
 繰糸棟    操糸場の建屋、平日もであり、いくつかの学校が
  見学に訪れていました。日本の近代化の教科書
  そのものを、見て感じとって欲しいものです。
 100年以上前に建てられたこの巨大な建造物、今も基礎部分に狂いがなく、いかに建設技術が優れていたかの証なのです。
 正面建屋
 町のレンガ建屋    見学を終え富岡の町をぶらり。
  生糸で栄えた町の面影をまちの
  あちこちで見ることが出来ました。
  このレンガの建物は昔は酒造場だった
  とか。
 角の石    家屋の角を守る、と言うような意味
  で設置された石のようですが、石の
  形、サイズの選択にセンスが光ります。
 真鍮の錠前     町屋の裏城戸にかかっていた錠前、
  どう見ても李朝家具に見られる
  鯉型真鍮の錠前、オシャレですね。

  今回訪れた富岡製糸場は多くの修復作業が
  行われていました、機会があれば修復成った
  姿を確かめに再び訪れたいと思っています。
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