2014年5月4日〜5日 白馬岳主稜 |
2014年5月4日GW後半 北陸アルパイアンサービス主催のイベントに かかわった有志が集いました。 「楽しい旅行会」と計画書にありますが、 白馬岳主稜です、天気予報は5日は雨、 稜線は雪になるのは確実…。 とりあえず白馬尻のテン場に向かいます、 白馬はスキー、スノーボーダーの天国、まるで 高速道!GW中次から次と滑り下りて来ました。 |
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白馬岳の雪形が現れています。 名前の由来は。 白馬 = 代馬 = 代掻き馬 (しろかきうま) 富山の人は、立山の後ろ(後立山連峰)、 昔は大蓮華岳と呼んでいました、いまでも となりには小蓮華岳がありその呼び名 の名残です。 |
5月5日 AM3:10 テン泊用具を残して出発。 |
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白馬岳主稜らしい雪稜風景です。 晴れるとこんな感じです(2012年GW)。 2010年GWはこちら。 |
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ゴジラの背と表現されるくらいのアップダウンの 繰り返し、ちらほら雪が舞い始めました。 |
雪と共に視界も悪くなりただ足元に神経を集中して上へ! |
登山のどうのこうの言ったって登るしかないのです。(笑い) |
2峰に登り始める辺りから気温が下がり ガリガリの氷結の状態になってきました。 不安な所は躊躇なくロープの出番です。 |
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氷の上に積もった新雪が踏み跡を消し 先頭の苦労を思うのです。 |
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主稜の核心ピッチ、想定していた支点は雪の中でした。 当初予定していたグループ別のクライミングは条件の悪化で あきらめ固定ロープでの登攀としました。 50mと30mを連結してTOPはロープを伸ばします。 例年GW辺りは下の岩が現れて残置ハーケンで 支点を取るのですが、今年は雪の下です。 2010年GWビレイポイントはこちら。 |
山頂でロープを固定して各自フリクションヒッチを、 駆使 して登ります。 |
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寒気の影響でカリカリに氷結した斜面、 期待していたステップは消えて一枚バーン 過去に経験のない急斜面に感じました。 TOPはダブルアックスでないと登れません。 |
風と雪に叩かれて登る頂上直下。 |
中間の岩の残置ハーケンに支点を取り、さらに頂上まで10m位置にスノーバーを打ち込みました。 この時期のザクザクの雪ではしっかり埋めないとあやしい支点となりますが、ガンガンに打ち込んだスノーバーは良く効いていたようです |
頂上直下、アイゼンの前爪で踏ん張るも ふくらはぎはパンパンに悲鳴を上げています。 |
あと2m余りで山頂です、これが長い! |
お疲れ様でした。吹雪の白馬岳山頂へようこそ! |
ぬけたァ〜!の笑顔。 | |
寒い中、ラストお疲れ様。 今回10名のパーティーでしたが氷結斜面に 最後まで踏み跡は付きませんでした。 |
白馬岳主稜完登、どこが 「楽しい旅行会」 か分かりませんがお疲れ様でした。 |