2015年9月20日〜22日 常念岳〜燕岳ガイド |
9月20日 常念岳登山口のヒエ平 昨年、飛ばされそうな風雨の中、北岳〜間ノ岳に ご案内したお客様を今回は常念岳〜燕岳の縦走 にチャレンジしていただきます。今のところお天気 も期待できそうな予報です。 |
オヤマボクチ (雄山火口) 常念岳登山の難所である「胸突き八丁」に登る手前の休憩地にはチョウジギクや ムシトリスミレなどが咲くお花畑が谷の斜面を彩ります。この時期すでに花の時期は終わり草木の紅葉は 始まっています。夏中青いトゲトゲの目立たない花のオヤマボクチもこの時期アザミのような大きな花が 目立ち蜂たちが密を吸いに集まってにぎやかな風景です。 |
なぜ?このように蜘蛛の巣のような 造形が必要なのでしょうか、植物の 世界は不思議がいっぱいです。 |
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最後の水場休憩ポイントです、 残念ながらガスがかかって 来ました。 |
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明瞭な案内版はペース配分に とても役に立つのです。 |
眺望のない樹林帯はただただ耐えるのみ。ようやく樹間から青空の下に目指す稜線が見えて来ました。 |
14:20常念岳山頂着。明日の工程も考慮してゆっくり登って順調な登山でした。今日は、我がパートナー田村まゆみガイドも 常念岳を目指しているはずです。目を凝らせば山頂目指して登ってきます。我々は一足先に小屋に下りてビールで乾杯! |
超満員の常念小屋、それぞれに くつろぐパーティー、薄っすらとかかった ガスに沈む太陽の光が幻想的でした。 |
横を通るたびに気になっていた凄い形相のカラマツも黄葉して周りのクロマメやハイマツとの色彩のコラボレーションがbeautiful ! |
赤く 燃えるような鮮やかさを放つオヤマソバ、花の時期には分かりませんでしたが白い種が蕎麦の実のようです。 |
9月21日 快晴 無風 常念乗越から急登を登り切れば快適な 稜線歩きが楽しめます。横通岳のトラバース 田村まゆみガイドチームと遭遇、天気が良い とノリもちがいます。燕岳までよろしく! |
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ちょっと沈んだピンク色が特徴的なクロマメの木 |
横通岳から東大天井からの尾根へ。 | |
岩場に映えるクロマメの紅葉。 | |
先行する田村まゆみガイド チームも順調のようです。 |
最低鞍部から「大下りの頭」への 登り、ここを登ればもう大きなアップ ダウンはありません。 |
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やった〜!登り切りました。 槍ヶ岳の撮影ポイントですが残念 ながら眺望はありませんでした。 ここからは穏やかな稜線をたどり 無事燕山荘着、お疲れさまでした。 |
9月22日 快晴 無風 朝食ご燕山荘を後に雲海を眺めながら山頂往復、連日の晴天で皆さま大満足の様子です。 |
13:25 中房登山口に無事下山しました。 有明荘で温泉に入り、タクシーで、と思いきや 大型連休でタクシーは予約でいっぱい、バスも なかなか来ず、なんと有明荘の配慮で電車に 間に合ったようです、ありがとうございました。 |
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2015年9月19日〜22日 蝶が岳〜燕岳ガイド |
9月19日秋の大型連休シルバーウイークの 始まりです。すでに、徳澤のテン場には色とりどりの テントが張られていました。今日は横尾泊なので 上高地からゆっくり散策しながら余裕の行程です。 |
9月20日 今日は横尾から蝶が岳の稜線まで 急な登山道を登り、稜線上のピークを越え常念岳までの ロングコースです。まずは「なんちゃって槍見台」で一息! なまえの通り槍ヶ岳がよく見えました。 |
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横尾〜蝶ヶ岳の稜線までは急な登山道が 続き、眺望のない苦しい登りです。 |
ようやく、森林限界を越えて蝶ヶ岳の稜線直下に抜けました、文句のないお天気。 |
振り返れば蝶槍!大きく下り最低鞍部から 樹林帯を登り夏はお花畑の美しいマイナー ピークを越えひたすら常念岳を目指します。 |
色付き始めた紅葉の先に常念岳が姿を現しました。どこから見ても美しい形をしています。「まだまだ遠いな〜!」 |
常念岳頂上への登り、真ん中辺りで休憩中です、ちょうど一ノ沢からお客様のを案内していた田村研治ガイドが頂上から撮影しました。拡大写真は次。 |
15:54常念岳山頂着。やったー!もうバンザイしかありません。 |
9月21日素晴らしい青空。 常念乗越から急登を登り 横通岳の長いトラバース。 横通(ヨコドウシ)は名前の ように山頂への登山道は ありません、腹を巻きます。 ※踏み跡はあり登ることは できます。 |
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お昼は大天荘で美味しいカレーを いただきました。 |
大天井から大きく下り、「小林喜作」のレリーフのある切通しのクサリ場の登り。 |
9月22日最終日 今日も快晴です、朝食を済ませ 山頂往復、快適な燕山荘を後に 中房に下山します。 皆さまお疲れさまでした。 |
2015年9月11日〜14日 槍ヶ岳ガイド |
槍沢、大曲から見上げる空は鮮やかな秋の空です。正面の黒くそびえるツバメ岩と右が槍ヶ岳からの稜線上の中岳です。 |
大曲から天狗原分岐へ、途中サル君のお出迎え よろしくお願いします。 |
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モレーン上のハイマツ帯、通称グリーンバンド の先にある坊主岩小屋の内部です、播隆上人が 念仏を唱えて籠ったと伝えられています、数人は 寝られるスペースがあり、緊急時には避難小屋 として十分利用できます。 |
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岩小屋には人ひとり抜けられる大きさ窓もあります。 |
槍沢上部から飛騨乗越を見上げます、青い空と雲が印象的です。 |
穂先に登りはじめ始めの岩場を乗越すと 鋭く尖った小槍が目の前に現れます。 小槍の上でアルペン踊りは無理だろ〜! 皆様感想は同じです。 |
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今日も穂先は大賑わいです。 |
槍ヶ岳山荘のテラスから大喰岳方向です、終日の好天と秋の空で良い一日でした。 |
4日目、今日は横尾山荘まで 余裕の時間で下山です。 槍見河原で見かけた今はやりの 自然石のバランスアート? |
2015年9月3日〜4日 奥穂高岳ガイド |
奥穂高岳にご案内しました。 2日目涸沢からザイテングラードの登りです。 あいにくガスがかかり視界悪しですが明日の 山頂アタックに向け期待が高まります。 |
2日間の雨に耐えて、なんとようやく青空です。穏やかな山頂、360°遠くは加賀白山、南は荒川三山の山々まで 見渡すことが出来てお客様は大満足です。40分近くは景色を堪能して山頂を後にしました。 |
山頂から穂高岳山荘まで慎重に梯子、鎖場を 通過してザイテングラード下降も無事終了、今日は 余裕の涸沢ヒュッテ泊。登頂祝いの宴の盛り上がり は凄いことになりました。 |
4日目、目的の山頂を踏みしかもお天気最高! 最終日は上高地に向け軽い足取りです。 本谷橋〜横尾で見かけたクロバナヒキオコシ です、茎が四角でシソ科、葉もシソそっくりです。 名前の由来は黒い花で、寝ている病人を引き 起こす位の薬効があるところから。 |
登山道のあちこちで咲いていましたが 花が小さくてほとんど見逃してしまいます。 今回は花に詳しいお客様に教えていただき ました。図鑑では見ていましたが現物は 初めて見ました。 同じシソ科でカメバヒキオコシも同じ名前の 由来です。 |
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賑わう本谷橋、あと50分で横尾です。 皆様お疲れ様でした。 |