2015年5月21日 ガイドの休日 黒姫山 |
北信五岳の一つ黒姫山に登りました。西新道登山口から大橋林道を歩き登山道へ、 新道分岐から西登山道を大ダルミ〜天狗岩コースを辿り大池を目指します。 |
日当たりのいい登山道脇にイワナシ(岩梨)の花が咲いて いました。ピンクの花びらが目を引きます、名前のように 果実はほのかな梨の味がしますが美味しくはありません。 |
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天狗岩辺りからは残雪が多くなり、登山道は雪の下 となります。 |
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残雪に覆われた広い灌木帯、かすかな数日前の踏み跡が 残ってはいましたが当てにはなりません。地図と地形を読み、 左右の斜面の一番低い所を進めば大池に着くはずです。 |
ようやく雪が融け始めた大池に出ました、微妙な色合いがきれいです。かすかな踏み跡も七つ池の先に続いているようでした。 目指す稜線への分岐は分かりませんが見える稜線の最低鞍部に向かえば登山道が現れるはずです。ルートファインデングの 楽しさはありますが、ガスっていたら難しいところでまだまだ春山、一般的ではありません。 |
稜線直下で登山道が現れ思わずヤッター! |
黒姫山の登山道は4本あり、いずれも「登姫(とき)の会」により整備されて います。整備は極力自然を残す方針で100名山を登り慣れている方や 地図を読めない方には難関の登山道かも…。とのコメントが有りました。 |
黒姫山(2053m)。山頂からはぐるり360°の眺望が楽しめます。 |
ミヤマヤナギの開花。 | |
下山途中、見かけたブナの葉に着いた虫こぶです。 これは、ブナの葉の表にできる「ブナハアカゲタマフシ」 という虫こぶでタマバエの幼虫が中にいます。 虫こぶは虫えいとも言いますが寄生した虫が出す刺激に 反応し植物の一部が異常成長してできるものです。 |
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見た通り表面は淡紅色の柔らかな綿状の毛で被われて、 新緑に生える美しい色をしています。やがて幼虫が羽化 すると虫こぶは地上に落下します。 |
なんと!山菜として大人気のコシアブラの倒木。 しかも芽が出たばかり、良く見かけますがたいてい 高い位置にあり採れない場合が多いのです、これは 採ると言うより拾う?家に帰って天ぷらだ〜。 |
長い下山道にうんざりした頃、古池が見えてくるとややホットした気分になります。 新緑と青い空の映り込んだ湖面は眺めていて飽きることはありません。 |
大池付近では早い雲の流れと強い風でどうなる事かと思いながらでした、稜線に着いてからは穏やかになり 写真撮影や山菜を拾う?時間も含め9時間余り、家に帰ってビールで乾杯すれば全ての行程の終了です。 |
2015年5月10日 やまたみキッズ登山クラブin光城山 |
NPO法人信州まつもと山岳ガイド協会やまたみ主催事業 やまたみキッズ登山クラブにお手伝い参加しました。 親子登山がテーマで普段は子供とガイド講師の山行に なりますが今回は親子参加です。 |
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登る山は安曇野市 豊科の光城山(ひかるじょうやま)912m 大正時代から植えられている約2千本の吉野桜が登山道脇を 麓から咲きながら山頂に駆け上がり花の時期は見事な風景です。 駐車場に集合後オリエンテーションをして、登山の開始 |
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途中では登山のルールや課題が出され遊びながら 山頂までの楽しい学習の時間でした。 |
課題は大きな葉っぱを見つけたり、ドングリや松ぼっくり セミの抜け殻を見つけた友達もいました。 |
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山頂近くの桜の木にはトカゲ、下山の途中では 大きなヘビにも遭遇して思わぬ出会いの数々です。 |
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山頂での楽しい昼食タイム。 | |
昼食後、クロスゲームで盛り上がりました。 | |
そろそろ下山タイムです。降りは背の低い 友達が先頭で順に並びました。 |
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思いのほか急斜面の降りでジグザグの登山道を さらにジグザグに細かく歩きました。 お天気も良く爽やかな新緑の中を楽しんでいただけた ようです、ますます山を、登山を好きになって下さいね〜。 やまたみキッズ登山クラブのお問い合わせはこちら。 http://yamatami.com/304KS/304KS.htm |