山岳ガイド小口研治田村まゆみ山岳ガイドの田村まゆみ山岳ガイドの山日記山岳ガイドの山日記3  2019年2月12日  雪洞泊BC

 栂池ゲレンデトップ    栂池高原スキー場のゲレンデトップ

  今日はハイクアップのみの為、通常

  より一時間くらい遅いスタートです。
 栂池林道ハイクアップ    とりあえず林道をショートカットを交えながら

  ハイクアップ開始。
栂池インバウンド    平日なのか?同時刻に登り始めたパーティーは

  皆インバウンドばかり、まずはビーコンの訓練から

  ここは日本か~?
  
雪洞泊装備    雪洞泊装備、デカ
ラッセル    栂池大雪原へ、先頭はラッセルです。
 栂池自然園の大雪原
 栂池自然園大雪原
 ハイクアップ    雪洞泊でテントは持たないとは言え

  シュラフ、火器、食料、酒…。重い!

尾根越え    支尾根を越えます、新雪が深く足場が

  不安定でバランスを取るため疲れます。
  新雪の大雪原と尾根を超えると誰も踏み込まないシークレットポイントが目の前に広がります。
 シークレットポイント
 シークレットポイント    滑りたい気持ちを抑えてもう一登り、

  安全な場所を見つけて快適な雪洞を

  掘らなければ夜を迎えることができ

  ないのです。
雪洞泊適地    雪洞適地着。
雪洞掘り出し口    掘り出し口を踏み固め掘削開始
 雪洞掘り    張り出しのない雪庇の腹を掘り始めましたが、

  何と!50センチも掘るとカチカチの氷の層が

  出て来てとても掘ることができません、数日前

  の高温と雨が凍ったようです。
  
雪洞    沢状の地形を避け3ヶ所めでようやく

  掘れそうな雪質の場所がありました。
雪洞掘削     二人で掘り出した雪をシートに包み

  外のメンバーが引っ張り出す、ほぼ

  トンネル掘削工事と同じ要領です。
 雪洞掘り    テント泊同様に整地作業を丁寧に

  する事で快適な住空間を確保できます。
 雪洞完成    雪洞完成!
豚汁    雪洞内の温度はほぼ0℃、いくら

  火を焚いても雪に吸収されてしまい

  温度は上がりません、ですが厳冬の

  0℃は暖かいのです。暖かい食事と

  お酒があれば快適そのものです。

  今回は特製の豚汁です、旨い!
飲料水を作る    テント泊は外気温が―20℃ならテント内も

  ほぼ同じです、雪洞内はどんな吹雪でも

  0℃、飲料水はスノーソーで壁をカットして

  コッフェルで融かして作ります。
雪洞内部    ポカポカ快適で~す。
雪洞とローソク   雪洞にはローソク、これは外せません。
 眼下には微妙な光線による美しい雪の造形美が広がり、写真と共に記憶に留め置きました。
 雪の造形美
 ドロップイン    昨日のトレースもリセットされて

  バフバフのパウダーにドロップイン。
 ドロップイン    荷物が重いけど最高の雪質

  なので気になりませんよ~。
テレマーク滑走    テレマークも絶好調。
   降ったばかりのバフバフパウダー、至福の時、ハイクアップの苦労も忘れて斜面に飛び込むのです。
 パウダースキー             パウダーラン
 極上パウダー    雪の少ないシーズンです、栂池自然園を

  見ても例年より1メートルは少ない様子です

  貴重なパウダーを思いっきり楽しみました。
 思い思いのシュプールを描いた雪洞泊バックカントリースキーを堪能しました。
 シュプール
 皆さまお疲れ様でした。
 栂池自然園

                 山岳ガイド小口研治田村まゆみ山岳ガイドの田村まゆみ山岳ガイドの山日記山岳ガイドの山日記3  2019年2月1日 やぶはら高原スキー場

 南天の実    異常に雪の少ない年ですが、僅かな降雪が

  あり、赤い南天の実に薄っすら雪がかぶり

  コントラストがきれいです。この時期スキー

  インストラクターとガラスの仕事でで過ごし

  ますが、2月に入ればほぼ落ち着き、雪が

  降ればパウダー狙いで近くのスキー場に

  朝一で出かけるのです。

  多く降れば雪かきを済ませてからでないと

  出かける訳には行きません、これまた必死!
 やぶはら高原スキー場ゲレンデ    木祖村のやぶはら高原スキー場のゲレンデトップ

  期待は外れ14センチ程度の降雪で、雪面がリセット

  されて いません。本来この時期には笹は雪に覆わ

  れているのですが、今年はもう一降りがありません。
御嶽大神    ゲレンデトップから緩い傾斜を登ると

  立ヶ峰山頂1685mには御嶽大神が

  祀られていてその背後に御岳山の雄姿

  を遠望できます。
立ヶ峰山頂    樹林脇の良さそうなパウダーを4、5本

  楽しめればもう十分です、やぶはら高原

  スキー場のゲレンデ整備は素晴らしい

  ピステンワークで朝一がお勧めです。

  後は山頂から一気に滑り降りて午後は

  ガラスの仕事に励みましょう。

                  山岳ガイド小口研治田村まゆみ山岳ガイドの田村まゆみ山岳ガイドの山日記山岳ガイドの山日記3 2019年1月27日  白馬スキーハイク

 ハイクアップ    雪の少ない冬です、この時期はガラスの制作と

  並行してスキーインストラクターをして過ごしますが

  太平洋側の気候に影響されるスキー場は人口雪

  でこの場をしのいでいます。ニュースで伝えられて

  いる限りでは、北部の雪は十分のようです。

  恒例の白馬のバックカントリースキーに出かけましたが、

  前夜の宴会が盛り上がりすぎてしまい、程よい

  降雪後のパウダー食いにすっかり出遅れてしまいました。

  そんな訳でお手軽パウダーを求め、何年も前に営業

  を止めた白馬のスキー場跡に出かけました。
 ゲレンデ跡のハイクアップ    白馬のビッグゲレンデの対面にあり

  スノーボーダーが二人ハイクアップして

  いました。
 ハイクアップ    新雪が50センチ余り、白馬といえど

  この時期としては少ないとの事。
新雪    先ずは、美味しそうなところを一本!
パウダーラン    久々のパウダー、昨夜の15センチ位の

  フレッシュが乗っかり快適です。
テレマーカ    ゲレンデトップ辺りはまだブッシュも多く

  出ていてやや鬱陶しいところです。
パウダーとファットスキー    フレッシュパウダーにファットスキーで

  浮遊感を楽しむのです。
大満足   3本も滑ればもう十分、楽しかったで~す。 🐼
 盛り上がりの現場    ※ 昨夜盛り上がった現場 ('_')
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