山岳ガイド山岳ガイド小口研治田村まゆみ山岳ガイドの山日記山日記山日記3   2019年8月16日   立山三山縦走

 立山一ノ越へ  立山室堂山荘を後に、石畳を踏み
 まずは一ノ越に向かいます。
 台風一過のはずが…、風は収まり
 ましたがガスに覆われて眺望は
 今一つです。
 雄山登り   一ノ越から急な登山道になります、
  落石を落とさないようにゆっくり
  慎重に登り最初のピークは雄山2991m
  希望者は雄山神社で祈祷(500円)と
  御朱印をいただきます。
 富士ノ折立下り   立山三山は、雄山 2991m
                   大汝山 3015m
                   富士ノ折立 2999m
  の三山を指します。
  富士ノ折立から大下りで次は
  真砂岳2861mを稜線伝いに目指し
  ますが、すれ違いや追い抜きに
  時間をとられます。
別山巻道   今日の行程からすると立山三山で
  約半分、穏やかな登りの真砂岳を
  超えると別山2874mへの大登りが
  ひかえています、もう十分と判断
  したお客様は別山山頂はパスして
  巻道を通って別山乗越へ。
 長い稜線歩きの後、別山乗越から雷鳥坂の大下り、これが疲れた足には長くて辛い!
 立山雷鳥坂
 浄土沢の橋   すぐ下に見えているのに中々着かない
  雷鳥坂、この浄土沢の橋を渡ればようやく
  雷鳥沢キャンプ場に、とにかくホット
  します。
 雷鳥荘登り   ホットしたのもつかぬ間、今日宿泊の
  雷鳥荘には約40分、しかも段差のある
  石段、もう勘弁して~。
 剱岳展望   最終日は室堂ターミナルまで15分余り
  快晴で剱岳も見えてカメラバチバチ。

        皆さまお疲れ様でした。

                      山岳ガイド山岳ガイド小口研治田村まゆみ山岳ガイドの山日記山日記山日記3   2019年8月16日  槍ヶ岳

 徳沢園     台風が日本海に抜けたようですが
  その影響は残り、上高地出発から
  雨と風の洗礼を受けました。徳沢で
  しばし休憩です、雨脚は相変わらず
  ですが、 台風一過の好天を楽しみに
  槍沢ロッヂに向かいました。
 槍沢ロッヂ   槍沢ロッヂ着、明日の槍ヶ岳登頂の
  ためにゆっくり休みま~す。
 グリーンバンド通過   順調なペースでグリーンバンド通過
  ガスの中から槍の穂先が顔を出しました。
 穂先へ    いよいよ穂先にアタックです、
  眼下には、天空の城を思わせる
  槍ヶ岳山荘が稜線上に張り付いて
  います。
 穂先の梯子   山頂へ最後の垂直の梯子を登ります。
 山頂です    ハイ!山頂です。
 祠でポーズ    山頂の祠でお約束のポーズ。
 絶景ポイント   日の入りの絶景ポイントにて。
朝の澄んだ空気の中、静かに日の出を待ちました。 
 日の出
 槍のポーズ   絵に描いたような快晴の青い空
  ここでポーズを決めれば後は上高地
  までひたすら高度を下げるだけです。

  3日間お疲れ様でした。

           tamtamまゆみ


                      山岳ガイド山岳ガイド小口研治田村まゆみ山岳ガイドの山日記山日記山日記3  2019年8月9日   大キレット

 徳沢ロッヂ      リニューアルして超快適になった
  徳沢ロッヂ、よく寝られました。
  今日は長い一日になります、薄暗い
  うちに起きて出発しました。
 槍見河原    横尾から登山道に入り40分程で
  槍見河原、最初の休憩ポイント
  です、珍しく木々のあいだから
  槍の穂先が見えました。
槍沢から天狗原へ、お約束の逆さ槍が映る天狗池、最も有名な撮影ポイントですが、感動はないな~。 
 天狗池
 横尾尾根梯子   横尾尾根のコルから岩場、梯子
 クサリ場で高度をかせぎ南岳の
 稜線にでれば、山頂と小屋はもう
 少し、ビールは目の前です。
 南岳小屋から少し先の獅子鼻展望台からの大キレット、明日歩くルートを確かめます。
 大キレットのルート
 雲焼け   期待通り焼けました。
 焼けた空   刻々と変化する色彩と雲の
  造形、圧倒されます。
 次々と湧き立つ雲も上空まで登り切れません、明日の天気は完璧ドピーカン。
 夕焼け雲
 大キレットの下り    三日目、装備を固めて大キレットの
  底までの下り、気を抜けません。
 長谷川ピーク   狭い長谷川ピークを通過して
 両方が切れ落ちた岩場に張り付き
 ホールドとスタンスを確保。
長谷川ピーク通過   ピーク越えのワンピッチ
 緊張の場面です。
長谷川ピーク   まだまだ続きます。
この岩を下ればちょっと中休み。 
 長谷川ピーク下り
振り返ればルートが良く見えます。 
 長谷川ピークルート
 北穂高岳登り   長谷川ピークを越え最低鞍部の
   A沢のコルで休憩+飯。
 ここから先、北穂高岳への
 本日第二ステージの始まりです。
 飛騨泣き通過    難所「飛騨泣き」の通過
 クサリやステップが整備され
 言われるほどではありません。
 クサリ場通過   しっかりとしたクサリと
 鉄板のステップで整備して
 あります。もう少し登れば
 北穂小屋も見えてくるはず。
 北穂高小屋着     北穂高小屋に着きました、
   とりあえずお疲れ様でした。
   今日は南陵を下り涸沢小屋泊
   これがまた長いんだな~。
 ツノハシバミ   最終日、涸沢小屋から快適に下り、
 予定より早いバスに乗り、平湯の温泉で
 汗を流しました。
 本谷橋の近くの登山道脇にツノハシバミの
 実が生っていました、食べたことはない
 けれど、ヘーゼルナッツの仲間で美味しい
 そうです。

 皆さまお疲れ様でした。

                      山岳ガイド山岳ガイド小口研治田村まゆみ山岳ガイドの山日記山日記山日記3  2019年8月9日   双六岳

 秩父沢      猛暑の日本列島、山も暑い!
  小池新道登山口から1時間10分ほどで
  秩父沢出合、冷たい沢水が流れていて
  気持ちも涼しくなるオアシスです。
 
 鏡池   鏡平、お約束の鏡池に映る逆さ槍穂高連峰
 夕食メニュー    鏡平山荘の夕食、最近の山小屋の
  メニューはこんな感じです。
見事に焼けた槍穂高連峰、どこから見ても分かる槍ヶ岳→大喰岳→中岳の順に並んでいます。 
 夕焼けの槍ヶ岳
 山頂へ   早朝5時鏡平山荘を後に双六岳へ
 眩しい朝の陽ざしが差し込み、槍ヶ岳のシルエットが浮かび上がって、これぞ山岳景観の醍醐味なのです。
 朝の陽ざしと槍が岳のシルエット
 双六岳台上地形     双六山荘から急登を登り切れば
  広い台上地形に出ます。
台上地形の一本道で、途中振り返って見る槍ヶ岳、この景色を楽しみに双六岳山頂を目指すのです。 
 双六岳
この景色を見ることができて良かったです、皆さまお疲れ様でした。  tamtamまゆみ 
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