山岳ガイド小口研治田村まゆみの山岳ガイド小口研治田村まゆみの山日記山岳ガイドの山日記山岳ガイドの山日記山岳ガイドの山日記10  2021年3月7日  春を探しに3

 フキノトウ     春一番のクレソンにセツブンソウ、続くは
  フキノトウとなります、そろそろ頃合いとみて
  近くの山あいに出かけてみました。
 春を探しに3フキノトウ    いつもの場所には期待した通り
  春の色が顔を出しています。
 山菜取り    山間の田んぼや畑は今や耕作放棄地が
  多くてちょっと不気味な景色です。
  フキノトウのある土手には食べているのか
  二ホンシカの足跡が多くて荒れています。
  山菜取りは必要分、多くは取らないのが
  基本、現耕作地は所有者が育てている場合
  もあるので、できるだけ近寄らないように
  心掛けています。
   山菜は取ってからが一仕事です、枯れ葉の屑や土を丁寧に取り除きます。
 山菜にする          水洗い
   春の訪れ、ささやかな楽しみ蕗味噌の完成です。
 蕗味噌作り      蕗味噌完成

               山岳ガイド小口研治田村まゆみの山岳ガイド小口研治田村まゆみの山日記山岳ガイドの山日記山岳ガイドの山日記山岳ガイドの山日記10  2021年3月5日  春を探しに2

 女神水     信州塩尻の飲料水は近辺の湧水や木曽谷の
  山奥、奈良井ダム の水を水源としているそうだ、
  だから水道水も美味しいと思う。
  我が屋の近くもにもあちこちで湧水があり
  飲料水はほぼ100%湧き水を利用している。
 山の神湧水    家から車で5分ほどの所の「山の神自然園」、
  ここにも湧水が整備されていて利用しています。
  霧訪山の登山口で、山野草のも多く見られる
  身近な公園なのです。
 山野草    ここは、セツブンソウの群生が見られる
  はず、昨夜雪が舞ったのでどうかな?と
  思いましたが、咲いていました。小さいので
  見落としてしまいそうです。
 セツブンソウ    陽が当たり雪が融けて春一番の花
  セツブンソウが顔を出していました。
 石灰質を好むセツブンソウ    まだ雪のシャーベットを被っています。
  霧訪山からは石灰岩が出ていて、昔は石灰を
  産出していました。セツブンソウも石灰質
  を好むようです。

                山岳ガイド小口研治田村まゆみの山岳ガイド小口研治田村まゆみの山日記山岳ガイドの山日記山岳ガイドの山日記山岳ガイドの山日記10  2021年3月1日  春を探しに1

 春を探しに    毎日青空が広がる良いお天気が続いている、
  太平洋側の気圧配置の影響を受ける中部地方は
  晴天率が高い、パウダー狙いのスキー好きには
  気の抜けたような日々を送る事になる。
  先の鍋倉山BCが大当たりしただけに、ただ良い
  お天気なだけで出かける気にはならないのです。
  そこでこの陽気ならそろそろいけるかな?と、
  ドライブがてら南下して木曽谷の奥に出かけて
  みました。昨年、山の下見で新しいルートを
  探りに出かけた時に見つけたクレソン畑?を
  目指しました。
 今が旬、クレソン畑     国道から林道に入り、雪があれば歩く
  つもり行きましたが、日当たりの良い
  ところは雪も消えなんと、湧き水の
  水路にはびっしり野生のクレソンが
  生えていました。クレソンはいまが旬。
 収穫
   10分程取れば十分です。
 瑞々しいクレソン    陽に直接当たる葉がくすんで黒っぽくなる
  独特な色合い、この瑞々しさがたまりません。
 ゴミ落とし
    野生の食材は採取後の処理が大変ですが
  湧き水に生えるクレソンはサッと流水で
  洗うだけでOK!
 クレソンの生ハムサラダ
    クレソンの生ハムサラダ完成、
  舌に残る苦みが何とも言えない春の味なのです。

                 山岳ガイド小口研治田村まゆみの山日記山岳ガイド小口研治田村まゆみの山岳ガイドの山日記山岳ガイドの山日記山岳ガイドの山日記10  2021年2月19日  鍋倉山BCスキー

 鍋倉山尾根コース      強烈な低気圧が去った後、パウダーを
  期待して久しぶりに鍋倉山に出かけました。
  遅めの出発で先行グループのトレースを
  お借りして楽ちんなハイクアップです。
 尾根コース    予報では、昼から青空です。
  ハイクアップ中薄っすらと薄日が
  差しそうになりましたが何とか
  曇り空が持ちました。
  陽が差すと雪が重くなりバフバフ感が
  半減するため、「頂上まで雲が太陽を
  遮ってくれ~!」と祈るような気持ちで
  登るのです。
 ドロップイン    期待通り頂上でドピーカンの青空!
  休憩後、いきなり広がった青空と
  太陽に背中を押され北斜面に
  ドロップイン!

 最高のディープパウダー、それなりに頑張った賜物です。
 ドロップイン
                                               橅の純林の中に広がるオープンバーン、ブッシュはすべて雪の下です。         photo : tamtamまゆみ
 ノートラックパウダー
 やや時間の経った新雪ですが浮遊感は十分楽しめます。
 激パウ
   パウダー狙いのお気に入りの板、クラシックキャンバーにしてトップロッカー、板先から33cm
ほどのところから反り返っていて、荷重をかけるとスキー板の先端が気持ちよく雪面に浮いてくれます。
 ブラッククローズ            black
        crows


             corvus
               175.1
                 
10.8
 橅の純林    豪雪を味方にブナが独占した純林です、
  疎林なので滑るのにまったく気になりません。
 べた雪ラン     温井の集落近くなると強い陽ざしで
  雪は水分を含みベタベタ、それでも
  日の当たる雪面の陰影は豪雪地ならでは、
  日差しを受けキラキラ輝く雪の結晶を
  感じながら出発点に滑り降りました。
 鍋倉山をバックに    お天気、雪質すべて最高な一日でした。
  明日はどこを滑ろうか?取りあえず
  汗を流して車中泊宴会突入で~す!
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