信州登山案内人・登山ガイド山岳ガイド小口研治田村まゆみ山岳ガイドの山日記山岳ガイドの山日記d12山岳ガイド小口研治田村まゆみの山日記d12  2021年5月8日  上ノ山縦走

 アオダモの木     家から車で5分、身近な里山の稜線を
  歩きました。まず目に入って来た樹木
  の花、アオダモ、野球のバットを作る
  木として知られていますが花もきれい。
 フデリンドウ    ポツンと咲いていたフデリンドウ
 上ノ山城跡と三角点    上ノ山山頂と三等三角点
  登山口に上ノ山城跡との案内が
  ありました。
 松茸山のビニールテープ     最悪の景色、
  松茸山に張られたビニールテープ
  わずかな松茸のためにここまでするか!
 ナルコユリ    ナルコユリが顔を出していました。
 ナルコユリ確認    山菜として利用する際は要注意、
  新芽がよく似ているホウチャクソウ
  やチゴユリ、スズランは毒草なので
  新芽の花の部分を割いて花の付き方
  を必ず確認します。
  似た新芽でアマドコロ、ユキザサも
  山菜として利用できます。
 茹でたナルコユリ    さっと茹でて醤油マヨネーズでいただきます。
  とても美味しい!
 ウスギヨウラク   ウスギヨウラク(ツリガネツツジ)
  長野県以西に分布しているようです
  清楚な薄黄色で北部では赤みの多い
  ウラジロヨウラクが多く見られます。

          信州登山案内人・登山ガイド山岳ガイド小口研治田村まゆみ山岳ガイドの山日記山岳ガイドの山日記d12山岳ガイド小口研治田村まゆみの山日記d12  2021年5月4日  里山歩き

   この時期の里山歩きの楽しみは何と言っても山菜です、お天気が良くて爽快な山歩きを堪能して、
しかも下山しても美味しい味覚が味わえるのです、まずは代表的なウド、栽培しているもののように
長い茎は望めませんが独特の癖のある味わいは野生ならでは。
 ウドの新芽       ウドの収穫
   人気のコシアブラ、ゴマ味噌和えがお勧めですが、名前のように以外と油と合います、
玄米、ベーコンにコシアブラを加えて炒めると香りが立って美味い!
 コシアブラ       コシアブラの収穫
   木の芽系山菜の王様タラノ芽、天ぷらが定番。
 タラノ木       タラノ芽収穫
   ハリギリ、飛び出たような太くて鋭いとげが特徴、こんもり太めの新芽はいかにも
美味そうですが、ウコギ科の中では一番アクが強いのでアクを抜いて利用します。
 ハリギリ       ハリギリの芽収穫
 ワラビ    ようやく頭をもたげたワラビ、この位の
  ものは目が慣れないとほとんど見えません、
  まるで忍者のよう、顔を下げて真横から
  見ると良く見つけられます。
   無名の里山は基本的に登山道はありませんが、林道や高圧線の巡回路、山仕事の踏み跡等
けっこう歩けて楽しめるのです。山歩きが主で山菜はおまけです。
 里山歩き

        信州登山案内人・登山ガイド山岳ガイド小口研治田村まゆみ山岳ガイドの山日記山岳ガイドの山日記d12山岳ガイド小口研治田村まゆみの山日記d12  2021年5月3日  春の食卓

 ウド     春の食卓は見た目にも美しいのです、
  3月の融雪と共に旬である野生のクレソン
  から始まり、6月のワラビまで山野からの
  恵は手軽に幸せを感じるひと時なのです。
  庭の片隅に顔を出していたウド、なんと
  言う微妙な色合いなのでしょう、美しい!
  今年は近くの農家の栽培方法を参考にして、
  周りを囲い、もみ殻をたっぷりいれ育てて
  みましたが、大成功でした。
 ウドの畑    ウドを収穫した後は、囲いともみ殻を
  取り除き、いくつかの芽を残してたっぷり
  光合成させて来年のために根を育てます。
 天ぷら下ごしらえ     ウドは捨てるところがありません、
  根から立ち上がった太い茎は皮を
  剥いて辛子味噌和え、剥いた皮は
  きんぴらに、他は天ぷらで決まり!
  かき揚げは難しそうなので適当に
  まとめて下ごしらえします。
 ウドの天ぷら     天ぷらの完成!
  たっぷりの大根おろしでいただきます。
 ウコギ、行者にんにく、ウドのきんぴら    ウドのきんぴら、行者にんにく、ウコギ
  これから旬の
     タラの芽 
    □ 
コシアブラ
    □ ハリブキ
    □  ハリギリ
    □  ウド
    □  ウコギ
  これらすべてウコギ科で新芽は同じような
  味と香がして食べられます。

  
※ ハリブキは場所によって高山植物の範疇に
    属し採取には注意が必要です。
 コゴミ    日当たりの良い雪の消えた直後の
  林道の法面にいち早く顔を出す
  コゴミ、アスパラガスの先っぽの
  ほのかな風味に通じる味は最高、
  醤油マヨネーズでいただきます。
カタクリのお浸し    カタクリのお浸し。
  見た目きれいですが味、風味はいまいち、
  目で楽しむ一品です。カタクリは年々
  自生地が減少して各地で保護植物に
  指定されています。保護されている場合は
  採取できないので市販のものを利用します。

             信州登山案内人・登山ガイド山岳ガイド小口研治田村まゆみ山岳ガイドの山日記山岳ガイドの山日記d12山岳ガイド小口研治田村まゆみの山日記d12  2021年4月26日  新田山BCスキー

 新田山BCスキー     先週に引き続き新田山に出かけました。
  目的は、前回雨風みぞれの最悪の天気で
  頸城の山々の展望が見れなかったので
  晴天が約束されたような天気予報を幸い
  に家を3時出発日帰りの行程です。
 昼闇山を望む     雪があるなら当然スキーですが、雪面が
  スプーンカット状になり寒気の影響で陽ざし
  で緩むまではカチカチとなるので、スキー
  のシール登行はやめてツボ足で登ります。
  板もイントラ専用で使用したカービング
  要は滑れれば何でも良いのです。。

藪漕ぎ    雪解けが進むこの時期、ルートを見誤ると
  えらいことに、板と担いでの藪抜けは最悪
  なのです。
 新田山山頂着    新田山山頂着
  青空の下、佇む焼山
 最高のお天気、素晴らしい山岳景観を堪能しました。
 焼山、高松山、昼闇山
 普段見慣れている裏側から見た火打山。
 火打山
 新田山春山講習会    新田山はアクセスの良さから
  若手の登山サークルのための
  春山講習会を開催した事もあり
  馴染み深い山です。

 
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   山頂からの景色を堪能したら今日はおまけの山頂スキーです。雪面が凸凹で快適な滑りは期待
出来ませんが、山頂直下から見事な青空を背にドロップイン!
 新田山BCドロップイン
 まあ、スキー好きは滑れるだけで満足なのです。
新田山滑降 
 春の下山     登る時には凍っていた雪解けの水も
  陽ざしと共に水流が現れ春の景色に
  暖かみを添え、下山も楽しいひと時
  です。
 雪さえ有れば下山もあっという間、残雪を拾いながら最後まで楽しむのがBCスキーです。
 登山口へ最高の滑り
 新田山BCスキー終了    5時間余りのプチBCスキー
  無事終了しました。

 
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