2021年7月30~31日 唐松岳ガイド |
白馬八方尾根のゴンドラとリフトを 乗り継ぎ八方池山荘前が登山口です。 予定では、唐松岳頂上山荘泊でしたが 今年はコロナ禍の影響で山荘が休業と なりピストンで八方池山荘泊です、 ややハードな行程となりました。 |
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八方尾根は多彩な高山植物が咲くことでも 知られて います。キバナノカワラマツバ。 |
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八方の名を冠した ハッポウタカネセンブリ |
残雪の登山道 | |
頂上山荘への核心部の登り、 山荘への巻道は通行止めでした。 |
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唐松岳山頂2696m 日帰りの登山者はゴンドラと リフトの時間に合わせ下山しますが 八方池山荘泊なのでゆっくりと楽しみ ながらの下山です。 皆さまお疲れ様でした。 |
2021年7月23~27日 裏銀座縦走ガイド |
7月23日 七倉ダムからタクシーで高瀬ダムへ、 今日の行程は日本三大急登の一つである ブナ立尾根~烏帽子岳~烏帽子小屋泊。 ※ 日本三大急登 ブナ立尾根 (烏帽子岳) 西黒尾根 (谷川岳) 黒戸尾根 (甲斐駒ケ岳) ※ 北アルプス三大急登 ブナ立尾根 (烏帽子岳) 合戦尾根 (燕岳) 早月尾根 (剱岳) |
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高瀬ダムのトンネルを抜け、不動沢の 吊橋を渡り、濁沢の橋を渡り朝日に 背を押されるように取り付きへ。 |
ブナ立尾根の取り付き、北アルプス 裏銀座コースの起点となります。 12番から各地点に番号札があり きつい登りですが目安になります。 0番は烏帽子小屋。 |
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きついブナ立尾根を何とかクリアして 烏帽子岳に、以外と距離があります。 |
最初のピーク烏帽子岳 |
岩山の烏帽子クサリ場通過 | |
ハイマツの際に咲いていた リンネソウ、茎が二つに分かれ 花を咲かせ、何とも可憐です。 分類学者のリンネが愛した花 として名が付けられました。 |
7月24日 烏帽子小屋~三ッ岳~野口五郎小屋 |
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野口五郎岳 2924m 展望の良い山頂です。 |
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ピンクがかった花びらと 淡いみどりの葉が特徴的は タカネヤハズハハコ。 |
雲がかかった野口五郎岳からの 稜線を歩いて来ました、登り切れば 水晶小屋です、お疲れ様でした。 |
7月25日 未明4時、水晶岳に登ります。 |
水晶岳登り後半は岩稜帯 慎重に登ります。 |
水晶岳直下、足元には多彩な高山植物 が咲き誇っています。際どい岩稜での 写真撮影はできませんが、シコタンソウ、 チョウノスケソウ、ミヤマオダマキなど 見事な群生で他では見ることができません。 |
今回の第一目的ピーク。 水晶岳 2977m登頂! 槍ヶ岳山頂より狭い。 |
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ワリモ岳分岐から岩苔乗越の間に 咲いていたクモマグサ、珍しい。 |
前回の雲の平山行では鷲羽岳は 登っているので今回は黒部川 源流を辿る巻道コースを選びました。 |
食虫植物ムシトリスミレ、 水の染み出ている場所を好み 葉の内側の粘々で虫を取ります。 |
開花したムシトリスミレ、 名はスミレでもスミレの仲間 ではなく、タノキモ科。 |
黒部源流の碑 |
黒部川源流を辿り三俣山荘で 昼食後、ここも三俣蓮華岳の 巻道から黒部五郎小舎を目指し ます。 |
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照りつける陽ざしの中 雪の感触を味わうのです。 |
山小屋としては楽園のような場所に佇む 黒部五郎小舎につきました。 熊谷榧さんの書画になる(たぶん)看板文字と オコジョと魚の絵が向かえてくれました。 味わいあるな~あ! |
7月26日 後半のハイライト黒部五郎岳 カールの底から稜線を目指します。 |
黒部五郎岳 2839m | |
さ~ぁ!太郎平まで一頑張り。 |
黒部五郎岳を下り遥か先に見える 北ノ股岳を目指します。なだらかに 見える山容も歩いてみると以外に 起伏があって楽はできません。 |
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北ノ股岳 2661m 右て遠方に昨日登った水晶岳が 見えます。 |
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亀甲の砂地にチングルマの島 なんともお茶目な景色です。 |
やった~! 太郎平小屋着 今日も長かった。 お疲れ様でした。 |
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7月27日 今日は折立に下山するだけです。 いつも気になっていた花を撮影する 時間をいただきましたがなかなか 上手く撮れませんでした。 アリドオシランです。 |
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ツルアリドウシ、茎から二つの花が 咲きます、両方ともアリドオシですが 刺はありません。 |
無事折立に下山しました。 予報に反して良いお天気に 恵まれた山旅でした。 皆さまお疲れ様でした。 |
後日お送り頂いた山行の写真集です、ありがとうございました。 タムタムまゆみ 小口研治 |