小口研治田村まゆみの山日記d15山岳ガイドの山日記d15山岳ガイドの山日記小口研治田村まゆみの山日記d15  2021年9月11日  明神島々線登山道整備

 倒木処理    「古道徳本峠道を守る人々」の登山道整備に
  参加しました。災害による通行止めが続いている
  明神島々線、至る所が崩落していて多くの
  倒木が道を塞いでいます。
 倒木の処理    先ずは、チエンソー部隊が手際よく
  倒木の処理をして行きます。
 登山道を作る    倒木と余分な岩をを片付け
  道を作る作業です。
トラバース道完成    大きく崩れ去ったルートに登山道が
  整備されました。何しろ現場までが
  遠いので時間的に効率よく作業を
  する必要があるのです。
  まだまだ未整備の部分があり、
  これからも可能な限り参加する
  つもりです。

  皆さまお疲れ様でした。

             小口研治田村まゆみの山日記d15山岳ガイドの山日記d15山岳ガイドの山日記小口研治田村まゆみの山日記d15  2021年8月20~22日   常念岳~蝶ヶ岳縦走

 一ノ沢登山口     一ノ沢登山口で各自出発準備、
  不安定な天候が続く日々、何とか
  一日持ってね!と願うばかりです。
 胸突き八丁取り付き     胸突き八丁
  事故多発地点に取り付きます。
 胸突き八丁上部通過    かなりの急斜面に作られた登山道
  草木に覆われていますが落ちたら
  致命的、過去に多くの事故が起きて
  います。
 常念岳山頂    二日目、常念岳山頂を後に長い
  下りに入ります、麓から見ても
  長い岩ゴロの稜線に悪戦苦闘する
  のです。
 一つ目のピークから    長い稜線下りとマイナーピークを
  越え一息。
蝶槍     二つ目のピークからの蝶槍、
  見る角度で槍らしく見えます。
  蝶槍に登る辺りから天気が怪しく
  なり、ハイマツ帯手前で恐れて
  いた雷が鳴り出しました。
  樹林帯で30分ほど停滞して雷雲を
  やり過ごして事なきを得ました。
  ホ!!
蝶が岳山頂    長い稜線を歩き無事蝶ヶ岳山頂着。
  明日は三股に下山するだけです。
  後は小屋にてビールで乾杯!
  皆さまお疲れ様でした。

            タムタムまゆみ

               小口研治田村まゆみの山日記d15山岳ガイドの山日記d15山岳ガイドの山日記小口研治田村まゆみの山日記d15  2021年8月20~22日  白馬岳~蓮華温泉縦走

八方第五駐車場から見た朝焼けの白馬三山、猿倉から大雪渓を登ります。 
 白馬三山の朝焼け
 レイジンソウ     猿倉の林道脇で見かけた
    レイジンソウ。
 白馬大雪渓    残った雪渓の末端、右岸には
  秋道が出ていますが軽アイゼンを
  付けて雪渓上を登ります。
 大雪渓の登り     スプーンカット状の締まった
  雪面にアイゼンがよく効き
  以外と登り易いのです。
 以外な青空と陽ざしもここまで、雪渓も切れて小雪渓近くなるとガスと共にもに
ぽたぽたと雨が落ちて来ました。小雪渓を登り切る頃には本降りとなりました。
 小雪渓へ
 白馬岳山頂    二日目
  ガスに覆われた白馬岳山頂
 小蓮華岳稜線    時々ガスが切れ富山湾から能登半島
  佐渡島も遠望できて、快適な稜線歩き
  です。
 小蓮華岳山頂     白馬岳も昔は富山側からの呼び名は
  大蓮華山であったようですが、
  今は小蓮華山の名が残っています。
 白馬大池    白馬大池と山荘
   絵になる景色です。
 蓮華温泉着    歩きにくい登山道と格闘の末、
  ようやく蓮華温泉に着きました。
 蓮華温泉ロッヂ    かつて春スキーで雪倉岳、朝日岳を
  蓮華温泉ロッヂをベースに滑りまくった
  懐かしい思い出深い温泉です。
  温泉とビールをたっぷり堪能して
  明日はバスで下りるだけです。
  皆さまお疲れ様でした。

                小口研治田村まゆみの山日記d15山岳ガイドの山日記d15山岳ガイドの山日記小口研治田村まゆみの山日記d15  2021年8月12~13日  常念岳~蝶ヶ岳縦走

 常念岳登一ノ沢山口     久しぶりに常念岳から蝶ヶ岳を歩き
  ました。たぶん6年ぶりくらいです。
  今日から1週間予報は雨、テント泊は
  あきらめてプライベートでは過去には
  ない小屋泊です。
 水場     胸突き八丁手前の休憩ポイントに
  湧き出るいかにも美味しそうな水
 チョウジギク   白い綿をまぶしたような茎が特徴の
  チョウジギク、今シーズン初めて
  見ました。
 胸突き八丁登り口    胸突き八丁、通過注意地点です。
 福助落とし    福助落としの沢
  福助さんが布団を背負って
  通過中落ちた…とか?
 横通沢    最後の水場、
  横通岳からの沢
 常念乗越     常念乗越着
  今にも降りそうな雲行きも
  何とか持ちました。
 自炊場     宿泊者用自炊場完備
  ビールで乾杯!カレーとナンの夕食
  です、外の雨は本降りとなりました。
雷鳥親子    夜中降り続いた雨、予報が効いたのか
  テント泊は昨日下山してゼロ、
  登り始めると雷鳥親子が餌をついばんで
  いました。この時期ヒナは体温調整がまだ
  できないので親の羽根の下で時々温めて
  もらいます、ヒナ6羽、少し大きくなった
  ので全員一度には入りきれないようです。
常念岳山頂     雨の常念岳山頂2857m
  今日蝶ヶ岳方面に向かった
  パーティーは我々他1名。
  逆コースのすれ違いは2名のみ。

  
 水路状になった登山道     昨夜から降りっぱなしの雨で
  登山道は水路と化しています。
 マイナーピーク    マイナーピーク、
  晴れていればゆっくり休める
  休憩ポイントなのですがすでに
  びしょ濡れ状態で休む気には
  なれません。
ベニテングダケ    暗い針葉樹林帯でひと際鮮やかな
  キノコ、ベニテングダケが不気味な
  存在感で目を引いています。
 蝶槍へ登り    登りも下りも登山道は水の流れ道です、
  全身パンツまでびしょ濡れ!気温が低かった
  ので出がけにTシャツと薄でのウエアを着込み
  ました。間違いなく蝶槍からの稜線は雨と
  強風に叩かれるはずです。 蝶槍に出る手前の
  樹林帯でツエルトを被り取って置いた
  ダウンウエア(化繊)を着込み最悪の稜線歩き
  1時間に備えました。予想通り蝶槍からは猛烈な
  雨と風に叩かれ疲れました。
 三股登山口    何とか稜線をクリアして小屋には
  寄らず、即下山、本沢の濁流音を聞き
  ながら不安な下山、本沢の吊橋を渡った
  時はホットしました。駐車場には我々の
  車の他1台、一ノ沢の駐車場はすでに
  一台も止まっていませんでした。

                 小口研治田村まゆみの山日記d15山岳ガイドの山日記d15山岳ガイドの山日記小口研治田村まゆみの山日記d15  2021年8月2日~6日  立山~五色ヶ原~薬師岳~折立、縦走ガイド

 五色ヶ原を望む     前泊の立山の雷鳥荘は山小屋とは言え
  風呂と食事が充実していて快適でした。
  一の越から一登り、龍王岳肩付近から
  五色ヶ原がよく見渡せるます。
 龍王岳下り    龍王岳の急な下り
ハクサンフウロ     高山植物が咲き誇る登山道
  しばし気持ちが和むのです。
 鬼岳東面    鬼岳東面通過
 東面雪渓下り    東面の登山道には残雪が残って
  いますが、小屋の方の尽力で雪切り
  がしてあり通過に問題はありません。
 雪渓トラバース    雪渓のトラバース、真夏に雪の
   感触を味わうのです。
   獅子岳を下り、最低鞍部のザラ峠、歴史とロマンの峠です。
 獅子岳通過    ザラ峠
 五色ヶ原山荘     8月4日
  ものすごい青空の下、五色ヶ原山荘を
  後にして激しいアップダウンの連続する
  越中沢岳 に向かいます。
 チングルマ綿毛    小屋の前のチングルマの綿毛
  朝露をまといキラキラ光って
  います。
 リンネソウ    鳶山の下り、ハイマツの下に
  リンネソウが沢山咲いていて
  しばし撮影タイム、これがなかなか
  上手く撮れないのです。
 越中沢岳山頂     越中沢岳山頂2591m
  ドピーカンで日差しが強く暑い!
  強烈なアップダウンを繰り返して
  ようやく越中沢岳山頂です、
  ここから大下りが始まりです。
越中沢岳下り    ここまで奥深まると登山道の整備
  も手が回らないのか、踏み跡で
  成り立っている部分もあります。
 スゴ乗越    やっと着いた!と言う感じのスゴ乗越
 スゴ登り     治し様のない砂地は
  トラロープで通過します。
 スゴ乗越小屋    8月5日
  トイレが新しくなり快適、小屋の
  スタッフも親切、食事も美味しかった
  スゴ乗越小屋を後にいよいよ薬師岳を
  目指し出発です。
 間山への登り手前で休憩、安定したお天気で慌てる事もないのです。
 間山の雪渓
 間山山頂   間山山頂、三角点です。
 間山の雷鳥親子     間山の雷鳥親子、ヒナが5羽
  メチャ可愛いです。
  今回、越中沢岳~スゴ間でも
  雷鳥親子目撃しました。
 北薬師岳へ登り    昨日のようなアップダウンの繰り返し
  ではなく、じわじわと登るので気分的に
  楽な感じです。
 北薬師岳山頂    北薬師岳2900m
薬師岳山頂   着きました、薬師岳2926m
  が、太郎平まで下り、これが長い。

 太郎平小屋着    太郎平小屋着!
  それこそ万歳です。

 秋の空   8月6日
  太郎平小屋を後に折立に下山します。
  秋を思わせるような雲が爽やかです。
  思えば、全行程で雨具を出したのは
  五色ヶ原山荘までの30分余り、お天気
  に恵まれました。
  2016年7月テント泊でこのコースを
  歩いた時は4日間雨で心が折れたのを
  思い出しました。
 折立に下山    無事折立に下山、心からバンザイです。
   皆さまお疲れ様でした。
   小口研治田村まゆみの山日記d14へ     目次へ     問い合わせへ