小口研治田村まゆみの山日記小口研治田村まゆみの山日記更新山日記d25  2022年7月28~30日   槍ヶ岳

 天狗原分岐    久々の槍ヶ岳ガイドです。
  初日は横尾山荘に泊まり、今日は
  槍沢ルートで穂先を目指します。

  - 天狗原分岐 -
 水沢    いつも変わらない水量の水沢の
  湧き水、めちゃくちゃ冷たくて旨い。
グリーンバンド    通称グリーンバンド、ここで
  槍ヶ岳とご対面です。
穂先へ    槍ヶ岳山荘着後の雨をやり過ごし
  穂先にアタック!
シコタンソウ    穂先の岩場に咲いていた
  シコタンソウ。
花びらの斑点    花びらの赤と黄色い点が特徴的で
  好きな花の一つです。
 ミヤマツメクサ    シコタンソウの群落に混じって
  咲いていたミヤマツメクサ。
  花の形と肉厚の葉は明らかに
  タカネツメクサと違っています。
 全員登頂    花を横目に最後の梯子を登れば
  槍ヶ岳山頂、全員無事登頂しました、
  おめでとうございます。
 穂先の下山    最後のクサリ場を慎重に通過
  無事下山しました。
 
ピンクに染まった空と穂先
 ピンクに染まった空
 サルの雪遊び    最終日はひたすら上高地に下るだけ。
  途中、子ザルが雪渓で雪遊びをして
  いました。標高が高くても夏は暑いのです。 
 サルの雪遊び    何回も登っては駆け降りたり滑ったり。
子ザルの雪遊び    とても楽しそうでしたが少し登れば
  ライチョウの棲む稜線、サルも暑さを
  避け稜線まで登るようになりました。
  近年、大天井岳ではサルに襲われる
  例が確認されていて天敵だらけの
  ライチョウが心配です。
 

         小口研治田村まゆみの山日記小口研治田村まゆみの山日記更新山日記d25  2022年7月24日   鳥海山

 鉾立口    東北の山2日目は鳥海山です。
  登山口はビジターセンターのある
  鉾立口を選びました。
 石畳の登山道    石畳の登山道はは完璧なまでに
  整備されています。
 マルバシモツケ    マルバシモツケ
 山頂を背に    後方が鳥海山山頂
 同定に迷うセリ科の植物、見る位置を変えると景色に映えます。ミヤマトウキ
 ミヤマトウキ
 ヒナザクラ    雪渓の消えた湿地に咲くヒナザクラ
 ミツババイカオオレン、コシジオオレン    ミツバノバイカオオレン
  秋田県から石川県の日本海側の
  高山限定の花、別名コシジオオレン
 千蛇谷雪渓、雪渓を渡り右岸沿いに登山道が付けられています。右側稜線が外輪山ルート。
 千蛇谷雪渓
 イワブクロ    始めて目にしたイワブクロ
 イワブクロ蕾    鳥海山が南限だとか。
 チョウカイフスマ   チョウカイフスマ
  鳥海山の固有種です。
 チョウカイフスマ    古来の寝具、ふすまのように
  広がり成長する様からの名前。
 山頂へ    大物忌神社を後に頂上へ。
  結構な岩場でした。
 キレット    大きな岩の割れ目がルートに、
  鹿島槍の八峰キレットに似ています。
 山頂新山    山頂(新山)で~す。
     これも鳥海山固有種の
  チョウカイアザミの蕾
ミネヤナギの柳絮    ミネヤナギの柳絮(りゅうじょ)
  風に載せて綿毛で種を飛ばして
  いますが小鳥の雛の産毛のようで
  可愛いくてつい足が止まりました。
 下山は外輪山ルート、登った千蛇谷ルートを見下ろしながら穏やかな稜線歩きです。
ようやく叶った東北の山、月山と鳥海山大きく穏やかな山容を堪能しました。 
 外輪山ルート

           小口研治田村まゆみの山日記小口研治田村まゆみの山日記更新山日記d25  2022年7月23日   月山

 羽黒山口    予定していたガイドツアーがお客様の急病と
  コロナ感染者発生のため中止になり急遽
  東北の山に出かける事になりました。
  登山口は羽黒山口コース、
  月山八合目駐車場から。
 弥陀ヶ原    夜半に降っていた雨も上がり
  最高の登山日和です。
 ミヤマホタルイ    弥陀ヶ原には無数の池塘が見られ
  植物もまた多彩でした。
  ミヤマホタルイ
 池塘に咲く  
 眼下に広がる庄内平野と日本海、登山口はすでに森林限界を超えています。
 庄内平野を眼下に
 池塘
 シロバナトウウチソウ    葉がカライトソウに似ていますが
  小ぶりのシロバナトウウチソウ
 トウゲブキ  マルバダケブキに似たトウゲブキ。
 ホソバイワベンケイ    ホソバイワベンケイ
 雪渓    お天気もここまででした。
 月山神社    本降りとなった頂上の月山神社
  お祓いを受け頂上へ。
 お札    お祓いのお札。
   登りには気づかなかったトキソウが池塘に花開いていて何とも可憐です。
 トキソウ    トキソウ
お天気はイマイチでしたが 無事登山口へ下山しました。
 無事下山

            小口研治田村まゆみの山日記小口研治田村まゆみの山日記更新山日記d25  2022年6月28日~30日  伯耆大山~出雲大社~四国

 大山夏山登山口    大山夏山登山口から時代
  を感じさせる参道の石段を登り
  大山山頂、現在は弥山(みせん)
  1709mを目指します。
 ツルアリドウシ    登山道脇に地表を覆うように
  広がったツルアリドウシ、角の
  ように出る二つの花が特徴的。
黄色い花名前不明    この花は?始めて見た花
  ガイド仲間が教えてくれました、
  コナスビ(小茄子)果実が茄子に
  似ているそうです。
ケアクシバ    ピンクが美しいケアクシバ(毛灰汁柴)
  花びらは咲くとクルリと反転します。
  若い枝は緑色で葉や花柄に短い毛が
  生えています。本州の中部を境に東日本
  は無毛のアクシバとなり分布が替わる
  なのだとか。
 7合目辺りから見下ろす美保湾。美しい!
 美保湾
 なかなかお目にかかれないダイセンオダマキ、旬の一株に会えました。
 ダイセンオダマキ
 大山山頂   大山山頂(弥山)1709m 
 剣ヶ峰    頂上から剣ヶ峰の稜線は
  崩壊が激しく縦走禁止と
  なっています。
 キャラボクの純林    山頂付近、ハイマツに見えますが
  キャラボクの純林帯です、保護の
  ためしっかりとした木道が整備され
  ています。
サワフタギ    キャラボクに混じって白い花が
  目を引いたサワフタギ…たぶん!
5合目分岐から行者谷コースを下山、急斜面の樹林帯を抜け突然現れた 迫力ある大山北壁
 大山北壁
 行者コースの河原    せっかく来たので北壁を
  バックに記念ショット。
 大神山神社参道    大神山神社からの参道
  これがまた長い!
 登山口駐車場着    頂上付近でやや風が強かったものの
  お天気に恵まれて最高な登山日和
  お疲れ様~。
 美保湾弓ヶ浜    5時間ほど前に見下ろした美保湾の
  弓ヶ浜から大山を見上げます。
 出雲大社    美保湾から宍道湖、さらに足を
  延ばして出雲大社に参拝しました。
 さすが出雲のおおやしろ大山北壁同様大迫力です。
 出雲大社大注連縄
 磨かれたガラス片    出雲大社からしまなみ海道を経て
  四国へ、高松で所用を済ませ
  海の幸を求め居酒屋巡り
  1900kmの行程で疲れました。

      大山の8合目の登山道に埋まって
  いたガラス片、ゴミとして持ち帰り
  ました。長い年月をかけて少しずつ
  流されるうちに角が取れ磨かれた
  ものと思われます。
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