山岳ガイド山岳ガイド小口研治田村まゆみの山日記山岳ガイド小口研治田村まゆみの山日記山日記山日記4  2020年5月2日   東山

 五百渡山石碑    日々仰ぎ見ている塩尻峠から高ボッチ高原に
  続く稜線上にある東山、今日登る登山口は塩尻
  東山地区から高ボッチ高原に通じる市道脇に
  あります。
  目印はこの「五百渡頂上御旧蹟」の石碑。
 登山口    一応不明瞭ながら案内板がありました。
 いきなり急登    取り付きからいきなりの急登です、
  しかも鹿の糞だらけ。
 阿礼神社祠    一頻り登ると尾根上に祠がある小ピーク着、
  ここまでのザラザラの急斜面、祠の石の塊を
  よくぞここまで持ち上げたもんです。
阿礼神社護符    石の祠の中を覗くと「阿禮神社」とあります、
  調べてみると、我が家のある塩尻町の氏神様
  「阿禮神社」の起源の地、五百砥山(五百渡山)
  がこの小ピークでした、もともとはこの山自体が
  御神体であったようです。
 痩せ尾根通過     祠を後に少し下ると両側がスッパリと切れ落ちた
  痩せ尾根、ボロボロの土壁、えいヤ~で通過するには
  不安定で、巻くにはかなり下まで降りる必要があります。
  ここはロープを出して安全確保、しっかりとした
  木の根に支点をとり無事通過。里山でも油断できません。
ロープで確保
   苔むしたお助けロープが一応ありますが、
  飛び移らないと 届きません。
 東山    快適な稜線歩きで山頂へ。
 東山山頂    東山山頂 1430m
 ウグイスカグラ    ピンクの花が愛らしいウグイスカグラ
  鶯が鳴く頃咲くからですが「鶯神楽」とは
  鶯が枝を飛び回るさまを神楽に見立てた
  ようですがなんとおめでたい名前なのでしょう。
  帰りは稜線伝いに塩尻峠方向に、先に登った
  「いの字山」経由で下山しました。

               山岳ガイド山岳ガイド小口研治田村まゆみの山日記山岳ガイド小口研治田村まゆみの山日記山日記山日記4  2020年4月25日  からたきの峰

 作業道登り    昨年、塩尻の山を登る催しが企画されましたが
  コロナウイルの影響で中止になりました。登った
  ことのない山、知らなかった山があり沸々と興味が
  湧いてきたので身近なところから歩いてみることに
  しました。4月初めに登山口まで行ったのですが
  春の雪が降り中止、雪解けを待ちようやく決行です。
  小曽部地区最奥から林道を辿り萱野林間広場Pから
  作業道を3kmほど歩けばで登山口です。
 登山口    作業道終点が登山口
 唐松林で休憩    今日は好天山日和、ゆっくり登山です。
 ウサギの足跡     薄っすら積もった雪に動物の足跡がくっきりと
  ハンコを押したようです、これはウサギ。
新池    凹地に水が溜まったような新池。
稜線への切り開き    新池から稜線への登り、良く刈りはらわれて
  歩き良いです、森林整備のための仕事でしょうが
  登山者にはありがたいです。
リスの足跡     雪面に真新しいリスの足跡があちこちに、
  爪と肉球?の痕がはっきりと見ることが
  できます。
 リス君    樹上を元気に走り回っていたリス君
   手前の枝でピントが合いません。
 
 穏やかな稜線歩きも頂上に近づくにつれ残雪が多くなります。
 残雪の稜線
 残雪     日差しが強くなると雪もずぶずぶに
  スパッツは必携アイティムです。
 最後の登り    頂上最後の登り。
 からたきの峰山頂    からたきの峰(橋戸山) 1857m

  山頂周辺はチョウセンゴヨウマツが群生
  していて、チョウセンゴヨウの群生自体
  が珍しいとの事です。
 作業道へ下山     山頂の陽だまりでゆっくり休んで
  快適に下山、朝の雪もすっかり
  解け、春の陽ざしが心地よい里山
  歩きを堪能しました。
 白滝入口    おまけに、萱野林間広場近くの白滝も見学しました。
白滝    白滝、落差はないですが良い佇まいです。
白滝権現   滝の上に祀ってありました、「白滝権現」
 上の白滝     白滝の上に続く道があり気になって登ってみると、
  (途中崩落していて普通は登れません)
  本流脇に見事な滝が出現、素晴らしい!

               山岳ガイド山岳ガイド小口研治田村まゆみの山日記山岳ガイド小口研治田村まゆみの山日記山日記山日記4 2020年4月22日   高遠山~峠山

 登山口    基本的に誰にも会うことはないであろう山、
  高遠山~峠山の縦走です、木曽谷の奈良井
  集落から鳥居峠に至る旧道脇が登山口です。
 送電線の巡視路     快適な良く切り開かれた送電線の巡視路も
  無常にも10分程度で終わり。
 藪漕ぎ    明確に窪んだ踏み跡もほぼ藪に覆われて
  いて、放置されたままの里山が無残です。
 笹の藪漕ぎ    藪が終われば稜線まで笹、もはや
  踏み跡さえありません。
山頂へ笹の藪漕ぎ     稜線からいよいよ高遠山登り、
  ひたすら笹薮と格闘します、
  人と会うことはないであろうの
  根拠として、登山道がないこと!
 高遠山山頂    高遠山山頂 1463m
 高頭山     笹に覆われた平坦な山頂、地元の古老曰く
  「昔はここに遊びに来てキャッチボールを
  したもんせ!」とか。
 林道     高遠山から尾根伝いに峠山へ、猛烈な
  笹の藪漕ぎを覚悟していましたが、なんと
  立派な林道が開通していました、ようやく
  林業を見直し力を入れ始めた長野県、
  これか
~。
 林道歩き   そんな訳で快適すぎる稜線歩きとなりました。
   道端にふきのとうが今頃になって顔を出していました。
 ふきのとう               蕗の薹
 ふきのとう天ぷら    これは天ぷらでいただくしかありません。
 ショートカット    林道歩きも飽きて来て適当にショートカット。
 鳥居峠    鳥居峠着、峠山への登山口はありません。
 峠山直登    適当な斜面をひたすら直登。
 峠山山頂    峠山山頂 1415m
  この山の真下を国道19号線の鳥居峠の
  トンネルが通っています。
 峠山下山     峠山山頂には電波施設が幾つものありその
  保守のための林道がしっかりと整備されて
  いて利用できますが登山としてはつまらない、
  意地でも!それにしても急斜面でずぶずぶの
  足場には閉口しました。
鳥居峠へ下山    鳥居峠に下山、冷たい湧き水で喉を潤し終了。
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