2020年9月16日 茶臼山 |
秋雨前線が停滞してなかなか快適な登山日和が 訪れない中、何とか持ちそうな天気予報を頼りに 塩尻市の最高峰茶臼山に出かけました。 登山口は旧木曽駒高原スキー場跡、コガラ登山口 です。 |
|
標識はよく整備されて分かりやすい。 | |
登山道を進むと渡る橋の手前に注意喚起の張り紙、 渡渉となると厄介です、やな予感! 正沢川通過は結構大変です、詳細は下山にて。 |
正沢川をクリアして行者水で喉を潤し これからの長い登りに備えます。 |
その名の通りのツクバネソウ(液果) |
最近のお気に入りシャインマスカットと手作りパック。 |
五合目から尾根を辿る。 道は歩きやすいがともかく長い! |
|
清楚な白に淡い緑のアクセント 可憐なセリバシオガマ、北アルプス では見かけないシオガマです。 |
行程はほぼ樹林帯ですが、九合目を過ぎると時たま展望が開け山座同定タイム。 |
茶臼山山頂着 ゆっくりペースで6時間30分の行程でした。 |
目と鼻の先の行者岩は次回別ルートで。 | |
ガスの合間から木曽駒ケ岳がその 雄大な姿を現しました。 この姿を見たら後は手強い下山です。 |
登る時に気になっていた赤布、 このコースは尾根を辿り、登山道も 明確です、迷うほうが難しい、 酷い所は1~2m間隔に赤布が! 地面にも千切れた赤布(ビニール) が散らばって目障りでした。 |
|
赤布は時たま見かけてルートを確認する 程度が良いのです、世のため人のため、 自己満足のため、行っているようですが、 せめて古いものを外して付け替える程度に とどめていただきたいものです。 |
正沢川渡渉点 水量以外と多く流れも速い、帰って記録を 検索したが、パンツ一枚で浅瀬を探して渡った が厳しかった、腕力握力があればワイヤーを 移動、無理とあきらめ福島Bコースへ変更して 駒ケ岳へ、等々の体験が綴られていました。 空身の水遊びならともかく、ザックを 背負って登山靴では見た限り行きも帰りも 飛び移るには足場が悪すぎる。 |
|
「エイ!ヤー」でドボン!びしょ濡れは やだな~、と言うことで手持ちのギアを 利用してターザンスタイルで確実に渡る ことにしました。 |
スリング120cmでチェストハーネス +60cmにカラビナでワイヤーに掛ける。 7mmの細引きをWでワイヤーに掛け長さ を調整して8ノットを作りチェストハーネス にカラビナで掛ける、なるべく飛び移る先へ ロープとハーネスからのカラビナをセット して振られるように飛び移る。 先に飛び移った人がロープの末端を引き寄せ れば完璧! |
|
道具は持っているだけではダメで こういった所ですぐ出して使える事が 大事なのです、結果、面白かったね~。 で済みました。 ※架かっていたワイヤーが確実であること が条件。 |
ちなみに、プライベート山行には この程度のギアをザックに忍ばせ 何かあった時に備えます、立ち枯れの 木にナメコを発見!役立ちます。 ガイドのときにはこれにロープ30mが 加わります。 |
正沢川までの林道、豪雨の爪痕です。 |
予想外に良いお天気で充実の1日でした。 |
2020年8月29~30日 西穂独標~焼岳 |
岐阜県側から湧きあがるガスを横目に 足場の悪いガレの登り、西穂独標を 目指します。 |
かかっていたガスが薄くなり 独標上の登山者が見えて来ました。 頂上ではガスも取れ皆さま大満足! |
二日目、5時出発、割谷山経由で 焼岳を目指します、足場の悪い 泥んこ道も続くお天気で歩きやすい コンディションです。 |
|
猛暑の中、焼岳登り!暑い! | |
頂上直下コルまでもう少しです。 |
11時45分焼岳頂上着 |
新中の湯登山口に無事下山、途中で見かけた タケシマランが鮮やかな赤いみを付けて いました。 皆さま、お疲れ様でした。 |
2020年8月11~12日 割谷山 |
コロナ、長雨の影響でともかく運動不足、 その解消と長らく歩いていない西穂山荘~ 焼岳小屋~上高地のルートに出かけました。 なんとも閑散とした上高地バスターミナル の風景です。 |
|
久しぶりに見た笹の穴、蛾の幼虫 「ホソハマキモドキ」が葉が細く巻いて いる状態のとき卵管を刺した穴……? と言う説があります。 |
|
上高地~西穂山荘間の登山道はよく 整備されていて歩きやすいです。 ※ 楽になるわけではありません。 |
|
西穂山荘テン場、事前に予約が必要です。 13:46着、本日はあと3張りふえて 13張のテントが並びました。 |
12日、ガスがかかりお天気は ほぼ絶望的です。 |
|
上高地方面と焼岳への分岐で雨。 | |
この稜線ルートは水はけが悪くて 田んぼのようなぬかるみが続きます、 前回歩いた印象通り変わっていません。 |
火山活動が衰えない焼岳が近づいて来ました。 |
割谷山は頂上を巻くルートになっていて 特に標識もありません、GPSで位置を 確認して通過、鬱陶しい雨の稜線を抜け 焼岳小屋に無事到着。 |
|
長い梯子、無ければ通過不能です。 | |
着いた~! ともかく長い下山ルートです。 |
上高地バスターミナルに向かう遊歩道にて、食草であるヨツバヒヨドリにとまるアサギマダラ。美しい! |