山岳ガイド山岳ガイド小口研治田村まゆみ山岳ガイドの山日記山日記6山日記6  2020年10月3~4日  中央分水嶺トレイル

 大門峠登山口   中央分水嶺トレイルの白樺湖~美ヶ原を
 歩きました。出発は大門峠からの防火帯が
 ルートです。
 センブリ   登山口辺りにたくさん咲いていた
 センブリ。この異常なまでの花の
 多さは生命力強さを見て取れます、
 胃腸薬として昔から親しまれている
 のも何か説得力があります。
 
車山山頂へ   車山のシンボル気象観測の
 レーダードーム。ここまでは
 スキー場のリフトで観光客
 も、労せずして来ることが
 できます。
車山山頂   霧ケ峰の最高峰、車山1925m
 日本百名山です。
 どんよりとした高曇りでしたがぐるり360度、名だたる峰々を見渡すことが出来ました。
 山頂から望む峰々
 霧ケ峰高原   車山乗越から車山山頂を往復して
 穏やか高原ハイク、蝶々深山~物見岩
 ~八島湿原と辿ります。
 八島湿原へ   物見岩から八島湿原への下り、
 先に見える鷲ヶ峰を越え和田峠
 が本日の最終目的地。
 シマリス君   八島湿原で休憩中にシマリス君が
 ひょっこり顔を出し、しばらくの間
 愛くるしい姿を披露してくれました。
 ツクバトリカブト   色鮮やかなツクバトリカブト
 鷲ヶ峰にはまだ多く見ることができました。
鷲ヶ峰下り   足場の悪い急な下りです。
鷲ヶ峰下り   急な登山道を下りると快適な尾根歩きです。
 今回は和田峠手前の送電線の巡視路を利用
 してビーナスラインに下山し終了です。
 皆さまお疲れ様でした。
 中央分水嶺トレイル二日目、扉峠~美ヶ原です。
 扉峠から   中央分水嶺トレイルの美味しいとこ取り
 ツアー二日目は扉峠~美ヶ原です。
 カエデの紅葉が始まり色彩のグラデーション
 を楽しみます。
 稜線歩き  足に優しい歩きやすい登山道です。
 茶臼山山頂   まずは最初の難関茶臼山をクリアー。
 美ヶ原王ヶ頭山頂   美ヶ原最高峰、王ヶ頭2034m
 残念ながらガスに覆われた山頂です。
 二日間ギリギリのお天気でしたが
 雨に降られることもなく歩くことが
 できました。
 皆さまお疲れ様でした。


               山岳ガイド山岳ガイド小口研治田村まゆみ山岳ガイドの山日記山日記6山日記6  2020年9月27~28日   鷲ヶ峰

 鷲ヶ峰   霧ヶ峰周辺は10代の頃、麓に住んで
 いたので、ほぼ裏山感覚ですが歩いて
 いない部分も多い、久しぶり訪れた
 八島湿原と鷲ヶ峰です。
 ミヤマママコナ   すでに草原は秋の景色でしたが
 ぽつぽつと咲き残っていた花が
 目を引きました。


 ミヤママコナ(飯子菜)
 ママコナのママは米粒の事、
 花の中の二つの突起を飯粒に
 見立てたという説があります。
 マツムシソウ   マツムシソウ
 こうしてじっくり見ると美しい!
 オヤマリンドウ   オヤマリンドウ
ヤマラッキョウ    ヤマラッキョウ
  この時期にはよく目立つ色です。
  すでにねぎ坊主の形は崩れて
  います、花をつまんで潰すと
  ねぎの香がしました。
シャジン   ピンボケですがシャジンの仲間、
 露がかかり半透明の花が何とも
 美しく素敵です。
 鷲ヶ峰山頂    花の時期は終わり紅葉もイマイチで
 遅咲きの花に見とれているうちに
 鷲ヶ峰山頂着。
 中央分水嶺トレイル   翌日は和田峠から鷲ヶ峰へ。
 和田峠から   和田峠からは穏やかな稜線を辿ます。
 再び鷲ヶ峰山頂    最後の急登を登り再び鷲ヶ峰山頂、
 昨日とは打って変わり風雨の中の
 登山となりました。

               山岳ガイド山岳ガイド小口研治田村まゆみ山岳ガイドの山日記山日記6山日記6  2020年9月20~21日  立山三山

 一の越へ   久々の好天、連休二日目
 立山三山を歩きました。
 一の越から水晶岳方向、山の位置関係がよく分かります。
 一の越から水晶岳方向
 雄山山頂へ登り    一の越を後に、いよいよ雄山への
 急な登りになりました。
 雄山山頂    雄山山頂
 コロナ禍の影響で雄山神社関係の
 施設はトイレも含め閉まっていて
 利用出来ません。
富士ノ折立下り   大汝山休憩所もすでに閉まっています。
 昼食休憩するも寒気が入り、急激に気温が
 下がって皆、用意してきたダウンジャケット
 を引っ張り出して羽織ました。
 余りの登山者の多さに富士ノ折立のピークは
 パスして真砂分岐に大下りです。

内蔵助カール雪渓   内蔵助カールの雪渓も少なくなりました。
 コメススキ   真砂岳の手前の分岐から大走りを下り
 雷鳥沢へ、途中のガレ場のコメススキ、
 茎が赤く紅葉して穂先がチラチラして
 見ようによってはきれいです。
 コメススキ群生   花のある時期には気にも留めないコメススキ、
 何故か葉は紅葉しないので茎の赤と穂先の
 チラチラが妙に気になるのです。
 雷鳥沢キャンプ場   なんと!雷鳥沢のテント場が凄い
 事に、初めて見る数です。
    9月21日連休三日目、早立ちの登山者はすでにテントを撤収していますが、いまだにトイレの列は続いています。
20日のテントは700張り、過去最高でそうです。雷鳥沢ヒュッテのテント泊向けビールは売り切れ、これは辛い!
ともかく、咲いたテントの花を見ながら最後の石の階段を一歩々、室堂ターミナルへ 、皆さまお疲れ様でした。
 立山雷鳥沢キャンプ場
   山日記d5へ     目次へ     問い合わせへ