山岳ガイド小口研治のスタイル山岳ガイド山日記13  2024年9月10、11日  那須岳

 ロープウエイから茶臼岳へ    昨年悪天候で登れなかった那須岳、
  今のところは青空でやや期待出来そう
  です。
  まずはロープウエイを利用して茶臼岳へ。
  
 茶臼岳山頂  茶臼岳山頂1915m
峰の茶屋跡から朝日岳へ    茶臼岳から強風で有名な峰の茶屋跡
  を経て朝日岳へ、岩場のトラバースが
  続きますが登山道は良く整備されています。
朝日岳山頂    朝日岳1896m
  残念ながら周りはガスで
  眺望無し。
  那須岳は茶臼岳、朝日岳、三本槍岳
  の総称ですが今回は三斗小屋温泉泊
  予定で三本槍岳はパス。
熊見曽根から    熊見曽根東端分岐から
  隠居倉へ、ガスが切れて
  歩いて来たルートが見えます。
隠居倉山頂    隠居倉1819m
  不思議な名前のピークです、
  山はもう秋の気配、帽子の
  上にトンボが飛んでいます。
 源泉地    隠居倉からのうんざりするほど
  歩きにくい長い下りでした。ようやく
  三斗小屋温泉が近くなった気配、
  地図上にもあった源泉地、怖い位の
  音を立ててお湯が湧いています。
 煙草屋旅館野天風呂の源泉    今回テント泊予定の煙草屋旅館の
  野天風呂の源泉とあります、期待して
  あと600m頑張るのです。
 三斗小屋温泉着    無事三斗小屋温泉着
 煙草屋旅館テント場
  現在大黒屋旅館は休業中で
  予約可能なテント場は煙草屋旅館
  の4張のみ。しかも予約、決済は
  予約サイト「やまたん」のみ。
 テント場案内    良く出来た親切な利用案内です。
  取りあえず野天風呂へ!
 露天風呂    素晴らしい!の一語に尽きる
  野天風呂、湯加減も最高です。
 煙草屋旅館の夜景    歩いてしか行けない山の奥に
  温泉街の風情、今一つピンと来ない
  のですが、歴史を遡れば北関東から
  会津方面に山越えする旧道の途中に
  温泉があったとなればなるほどの
  景色です。昔は五軒ほどの旅館が
  あったようです。
 テント撤収出発    快適な温泉と一夜を
  ありがとうございました。
  帰路は沼原分岐、延命水を経て
  峰の茶屋峠小屋へ。
 那須岳避難小屋    昔は牛が荷物を背負って歩いた
  緩やかな道を辿り那須岳避難小屋着
那須岳避難小屋    開けた地形に建てられた
  避難小屋、この先峰の茶屋
  峠が荒れている時はここに
  止まれと…。
 峰の茶屋跡へ登り    峰の茶屋跡避難小屋へ
  昨日上から見下ろした時より
  登りやすく感じた最後の登りでした。
 ガンコウラン液果     峰の茶屋跡避難小屋を越え下山、
  久しぶりに見たガンコウランの実(液果)
  食べられます。
 那須ロープウエイ駐車場着    無事那須ロープウエイ駐車場に
  下山しました。

                山岳ガイド小口研治のスタイル山岳ガイド山日記13  2024年9月4日  谷川岳

 熊穴沢避難小屋    名峰谷川岳!
  ロープウエイを利用して最も手軽な
  ルートを登りました。
 クサリ場    手軽とは言え熊穴沢避難小屋から
  先は岩場、クサリ場の急登の連続で
  楽な訳ではありません。
岩場    続く岩場
続く岩場    人気の100名山だけあり
  登山道はよく踏まれ整備
  されています。
高度感あり    時たまガスが切れ高度感が
  増して来ました。
肩の小屋    長い階段を登り切ると肩の小屋
山頂トマノ耳    肩の小屋から一登りで山頂の
  トマノ耳1963m
トマノ耳    谷川岳オキノ耳
オキノ耳    双耳峰の谷川岳
  もう一方のオキノ耳へ。
オキノ耳山頂    谷川岳オキノ耳1977m

                 山岳ガイド小口研治のスタイル山岳ガイド山日記13  2024年8月7~9日  白馬岳~雪倉岳~朝日岳

 白馬大池へ登り    8月7日
  蓮華温泉出発、白馬大池へ
  ひたすら登る。
 リンネソウ    白馬大池から船越ノ頭に向かう
  登山道脇のハイマツの陰に
  ひっそりと咲くリンネソウ、可憐です。
チングルマ綿毛    朝露をたっぷりと浴びた
  チングルマの綿毛。
小蓮華山    船越ノ頭~小蓮華山
雷鳥の砂浴び    小蓮華山直下の登山道で
  砂浴びをする雷鳥の雄、
  雷鳥は砂浴びが大好きです。
小蓮華山稜線歩き    小蓮華山~三国境の快適な
  稜線歩き、程よくガスが湧き
  強い陽ざしを和らげてくれました。
  
白馬岳直下    白馬岳が近づいて来ました。
  手前のニセピーク辺り、右後ろは
  雪渓が残る旭岳。
            ピンクが鮮やかなイブキジャコウソウ↓ 中央やや黄色味がかったシコタンソウ↓ 紫色のチシマギキョウ↓
 稜線の花
 白馬岳山頂    白馬岳山頂2932m
 白馬山荘早出    8月8日4時30分
  とにかく早出!
 ご来光    白馬岳山頂を超えた辺りで
  ご来光です。
  つい手を合わせたくなる、力がみなぎって来るような光なのです。
 ご来光を拝む
 上空は晴天、ガスと光の饗宴、三国境への下り。
 光の饗宴
 雪倉岳へ、雪倉避難小屋    画面中央に雪倉避難小屋
  その先は雪倉岳。
  この辺りは春スキーのメッカで
  何回も訪れていますが無雪期に
  歩くのは初めてです。
 雪倉岳山頂    雪倉岳山頂 2610m
カワラマツバ    赤男山の巻道で見かけた
  カワラマツバ。
水平道    赤男山を過ぎ朝日岳を巻く
  水平道、どこまでも続く木道。
 木道脇の池塘、グリーンART…美しい。
 池塘のART
 続く木道    歩きやすい木道とは言え
  これがまた長い!
 朝日小屋夕食    結構なアップダウンに耐えながら
  朝日小屋着。なんと夕食はホタルイカ
  の沖漬、カジキの昆布締めと
  ラーメン他、心尽くしです。
 雲海と沈む太陽
 沈む太陽と雲海
 8月9日朝日小屋の佇まいと入善町、朝日町、日本海を見下ろします。
 佇む朝日小屋
 朝日岳山頂    朝日岳 2418m
  今日もお天気持ちそうです。
 オニシオガマ    白馬岳から雪倉岳周辺の風衝地の
  植生と異なり水場を好む植物が多く
  見られました。
  初めて目にしたオニシオガマ。
  名前の通りでかい!
トチバニンジン    久しぶりに見たトチバニンジン。
ソウシシヨウトチバニンジン    トチバニンジンでも赤い実に黒目が
  付くのは1000m以上に生える種で
  ソウシシヨウトチバニンジン(ウコギ科)
  想思子様栃葉人参で薬草。
 最後は瀬戸川から鬼の登りを耐え蓮華温泉着、皆さまお疲れ様でした。
 蓮華温泉着
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