小口研治 田村まゆみの気まぐれ山日記        2013年 白山百四丈滝百四丈滝 山行記

 一里野スキー場から      2013年4月12~14日

   加賀白山の
 百四丈滝  に行って来ました。


   白山山麓、一里野スキー場から加賀禅定道の分岐、

   シカリ場を目指して登ります。
 マンサクが咲き始めていて、ピンクの花を見つけました、長野では見かけません。

     昨年、ピンクのマンサクをモティーフにしたステンドグラスを作ったので嬉しい出会いです。
 雪が降って色があせていますが、帰りには日を浴びてキレイなピンク色になっていました。
 春の花  雪のマンサク
 ブナ林の登り     見事なブナ(橅)の森。

   ウダイカンバの大木も多く見かけました。



    ブナは雪に守られて大きく成長し純林を作ります、

   保水のための大事な樹木ですが、水分が多く昔は

   役に立たない木で、ブン投げた事から訛って「ブンナ」→
ブナ」 
 高度を上げるにつれ雪が深くなり、雪庇には要注意。                      シカリ場手前の急斜面を登ります。
 雪庇に注意     しかり場辺り
シカリ場で休憩、薄日が差すも回復の気配なし。                           百四丈滝山行重い新雪が足にまとわりつきます。
 好天に向かう     新雪がまとわりつく
 笑顔わここまで    あまりの激ラッセルに、

   昨年12月の
 鹿島槍 赤岩尾根 を思い出し、

   思わず笑ってしまいました。
 雪と風、気温以外は真冬    今にも落ちそうな雪庇を避けて巻ます。

   雪は本降り、風も強くなってきました。
 雪と風、気温以外は真冬。                          まだ撮影する余裕も …
 落ちそうな雪庇        撮影する余裕も
ヘッドランプ登場     アップダウンの激しい尾根の吹き溜まりはまさに底なし

   いたる所に隠れている雪の落とし穴は、一度ハマったら

   ザックを背負ったままでは脱出できません。

   遅々として進まないペースでヘッドランプ登場。




 ※ 当ページは、登山記録や山行報告記ではありませんので、

    タイムなど記しませんが、当日中に無事避難小屋に着きました。

 好天二日目    4月13日

  昨夜の重い雪のラッセルは真冬以上で十分

  堪能しました。

  二日目朝、好天に期待して出発。
奥長倉山登り    奥長倉山登り。
美女坂の尾根     中央の尾根が美女坂
      美女坂登り、吹き溜まりのド新雪に落とし穴のミックス、堅い急斜面は迷わずロープを出します。  
 雪壁を登る  
 新雪の下はガリガリクラスト、油断はできません、不安即ロープ!  美しい雪面を見ながら一服。
 不安即ロープ    一服
 美女坂登り      美女坂の頭、エビの尻尾がきれいです。
 美女坂登り  エビの尻尾
 2013年白山百四丈滝百四丈滝
 白山百四丈滝全景
                           百四丈滝展望台、後方中央は四塚山、後ろに七倉山が重なります。昨年は滝まで下降しましたが、積雪状況から展望台までとしました。
                         担ぎ上げた4000万画素のカメラと機材には本来の出番がなく残念な結果でした。         
2012年白山百四丈滝2012年百四丈滝はこちら。
展望台にて 
大雪原でハイポーズ。   無事、奥長倉避難小屋に着きました。
 大雪原でポーズ  避難小屋着

        
 避難小屋を後に     4月14日

   奥長倉避難小屋を後に下山。
ハイウエイの下山       遠望する笈ヶ岳と大笠山。


   重い新雪のラッセルがうそのようなハイウエイ、

   トレースがあれば快適な下山です。
                   新雪の落とし穴  快適とはいえ新雪で隠された落とし穴、

すっぽりハマると脱出するのは大変でした。
                 ワ~イ!と言っているようなオオカメノキの冬芽、

               二本の腕が葉で真ん中が花芽です。
         葉がチョキのように開くと「バルタン星人」のように見えます。

         花の蕾が盛り上がってきていますね。
                 ワーイ            オオカメノキ冬芽
 林道へ     もう少し下れば檜倉、林道も間近です。 

   真冬から春の3日間、お疲れ様でした。

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