小口研治田村まゆみガイドガイドの山日記山日記d21  2022年4月5日  昼闇谷

 火打山、焼山、昼闇山    糸魚川から焼山温泉方向に向かい
  見事な春の雪山景色を眺めるも、
  家を出る時間が遅くてスキー板は
  持って来なかったのです。やや後悔!
  
 焼山温泉口    今年は雪が多いと分かってはいましたが
  これは…、多すぎです。スキーがだめなら
  山菜でもと思っていましたが、山菜のサの字
  も見当たりません。一面の雪景色。
林道の橋    林道に架かる橋、積雪てんこ盛りで
  滑って落ちたらヤバイ程。
 雪の穴積雪4m    ポツンと穴、積雪3m
昼闇谷    林道から見下ろした昼闇谷
  昼闇カールには右岸を登り
  雪の切れていない所まで登り
  谷に降りてハイクアップ。
  本日の雪上散策はここまで。
  笹倉温泉で汗を流し鮮魚の町
  氷見の寿しを喰らい(回らない
  寿司屋)北陸の銘酒に酔って
  車中泊。
  
翌日、 能登方面に足を延ばし、砂浜をドライブできる千里浜なぎさドライブウエイを堪能しました。
 千里浜なぎさドライブウェイ
 曽山峠    翌日、白山市着予定で時間があり
  ついでに能登半島を一回りする事に。
  能登町に向かう曽山峠で見かけた
  断層、柱状節理。ツルや雑木に覆われて
  いますがよく見るとなかなかのものです。
 柱状節理    自然の為せる美しさ、整備して
  観察できるようにしたら素晴らしい
  のですが。
 興味のない観光地巡りですがたまにはいいか。見附島別名軍艦島…たしかに。
 見附島
 能登の民家    能登町辺りで見かけた民家
  迫力ある姿に一度は通り過ぎた
  のですが戻ってカメラに納めました。
  能登の民家はその大半が黒い瓦
  屋根と木板の外壁です、珍しい
  屋根です、軒の部分も鉄板で包んで
  あるところを見ると、どうも茅葺屋根
  の上に鉄板で葺いてあるようです。
 民家の屋根    今はどなたも住まわれていない
  ようですが、それにしても、この
  板金仕事は素晴らしいです。

                小口研治田村まゆみガイドガイドの山日記山日記d21  2022年3月23、24日  雪洞泊BCスキー

 渋峠BCスキー    雪洞泊を目的に再び渋峠を
  訪れました。先に暖かい日が
  つづき硬く締まった雪と必ず
  ぶち当たるであろう氷板混じりの
  雪堀りはかなり手強いと今から
  想像できるのです(-_-;)
  ※ 冬季はビバーク扱い
 雪洞ポイント    前回下見した地形、底なしの雪に
  プローブを差し込んでみるもガチガチ
  のザラメと氷板の存在がはっきりと
  手に伝わって来てやな予感、まあ、
  この時期はこんなもんです。
 雪洞雪堀    雪堀り開始
  ファミリーシートで排雪
入口雪堀     雪堀りで一番しんどいところです。
  狭いのでスコップに力が入りません。
雪洞内雪堀    中に入れる空間が出来れば
  スコップに力が入りしかも振り
  回せればブロックで掘り出す
  ことができ掘削スピードは一段
  とアップします。
 雪洞内雪堀作業    予想通りスコップがきしむほど
  ガッチリ締まった雪と1cmの氷板が
  行く手を阻みますが、なんとしても
  掘り切らなけば一夜を過ごせない
  のです。 ※必死!(笑)
 
雪洞完成
   悪戦苦闘の2時間30分
  完成しました。ここではあくまでも
  ビバーク扱いですが、余裕が在れば
  美しく仕上げたいと思うのはもの創りに
  携わる者にとって外せない遊び感覚
  なのです。
雪洞内から    これで安心して一晩を快適に
  過ごすことができそうです。
 ビールで    雪洞内の体制を整えてまずは
  春ぽい絵柄のニセビールで。
 カンパーイ    カンパ~い!
 雪で水作り
  雪洞内の壁からスノーソーで雪を
  切り出し融かして水を作ります。
雪洞内の湯気    本日の雪洞メニューは
  もやしたっぷりのプルコギ。
気温0度    雪洞内は気温が0度です、
  ストーブを燃やしても雪洞が暖気を
  吸収してしまい0度のままなのです、
  でも冬山の0度は暖かいのです。
 キャンドルタイム    雪洞で外せないアイティムの
  キャンドル!今回は手に入らず
  ローソク、対して変わりません。
  料理用の竹串で立ててやや
  オシャレに。
 雪洞内のあかり     ローソク
   雪洞内のあかり    竹串ランプ
        竹串ローソク     雪洞内のあかり
 朝~!夜に舞った雪が薄っすらと入口に積もりました。
 朝雪洞内からの外
 スキー板    外に出ると眩しいほどの陽ざし
  予報通り、と日頃の行い。
 朝食準備    まずは朝食準備
 雪洞朝メニューは名古屋名物「赤からきしめん」温まります。
 湯気
 朝食後今回はおまけのBCスキー一本目ドロップイン。
 ドロップイン
 なんと、パウダーが生きていました、ラッキー~!
 パウダースキーイング
 パウダーレッスン    パウダーだー!
 パウダースキー    そろそろパウダーシーズンも
  終わり、雪の感触が心地良い
  です。
浮遊感を愉しむスキー   パフパフ雪の浮遊感、これに嵌ります。
新雪に遊ぶ    今シーズン
  パウダーの滑り納め!
 雪洞撤収    雪洞撤収
  雪洞入口を雪のブロックで
  塞ぎ一切残すもの無く撤収
  します。
 ハイクアップ    目一杯飲んで食べたのに
  一向に荷物は軽くならないよ~。
雪洞跡    振り向けば一夜過ごした自然の宿
  そういえば「登山する事は自然の
  中で寝ること」なのだ、と。この宿も
  雪が舞えば一夜かそこらでリセット
  され跡形も無くなる、そんなすがすが
  しさをふと感じました。
帰路のハイクアップ    中身の濃すぎる2日間でした。
   …… 追記 ……
 スノースコップ    今回効率UPのために新たにbca
  ブレードの大きいスノースコップを持参
  しました。スノーソー内臓です。
  ちなみにJIS規格では、
  写真上のなで肩がすくうタイプのスコップで、
  下は足をかけて掘るタイプこれがシャベル
  なのだとか。まあどうでもいいことですが。
 スノーソー    bcaのスコップは強度も十分で
  威力を発揮しましたがスノーソーは
  雪洞掘りには使い物になりませんで
  した。枝切兼用とありましたが
  せいぜいピットチェック用。
  やはり写真下のスノーソーくらいの
  ノコギリ歯でないと役に立ちません。
 グリップ補修    長年愛用しているブラックダイヤモンド
  過去氷板混じりの硬い雪掘りで
  グリップ部が折れました、使い勝手
  が良く、補修して今も使っています。
 天狗のコルビバーク    昔、穂高コブ尾根のBCスキー
  時間切れで穂高岳に届かず諦めて
  天狗のコルに逃げてビバーク。
  もうすでに真っ暗で竪穴を掘り。
  マット、シュラフ無しフリースと雨合羽で
  雪の上にザックの中身とロープなど
  広げて、 猛烈な寒さで眠れない一夜を
  過ごしました。
  未熟の時代の一コマです。
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